Expoに向けて本格的に動き始めたようで、週明けからてんやわんやです。うちの機材をセミナーで使うのですが、さきほどピックアップに来てもらってとりあえず一段落ですが、すでにどっと疲れています(笑)。
さて、今週のMDOnlineですけど、どうしようかと思ったのですが、昨年とは違うスケジュールで動くので、予想が立ちません。そこで、すみませんが、今週は「不定期発行」でお願いします。いくつか重要なニュースがあることは明白なので、キーノート直後にとにかく1本お届けしようかと思っていますが、MDOnline的にいちばん重要な話は、WebObjects 5かと思います。セミナーの運営があるので私は取材ができないため、apeXの森さんに取材をお願いしています。そのニュースも、その日のうちにお届けするかと思います。
で、きっと新製品が出るわけですが、そうすると、Tech Info Libraryなどの諸情報が、米国時間のタイミングで出ます。セミナーの合間を縫ってそのあたりを調べて記事を五月雨で送ろうかと思っていますのでよろしくお願いします。mdo-aのリストは、基本的には1日1本にして、見出しの日付に重複がないように通常はお送りしていますが、Expo期間中はお許し願えればと思います。
(新居雅行 msyk@mdonline.jp)
現在のインターネットは、コンピュータが解するIPアドレスを人間の解するドメイン名と対応付けるDNS(ドメインネームシステム)によって成り立っている。それほどに重要なDNSの、しかもかなりのシェアを占めているBINDというソフトウェアにセキュリティホールが発見された。Mac OS X Serverも他人事ではない。
前回の原稿を書いたまさにその日に飛び込んできたニュースである。詳細は
http://www.isc.org/products/BIND/bind-security.html
を参照してもらいたいが、そこを突かれると、ようするに手元のサーバを乗っ取られてしまう危険性があると言う事なのだ。
BINDはISC(Internet Software Consortium)が開発しているDNSのソフトウェアで、インターネットのDNSの大元であるルートネームサーバもこれで運用されていると言う、由緒正しきDNSである。BINDには3つの系列がある。初期のタイプのBIND4系列は、すでに開発が終了して、もはやよっぽどのバグでないと更新されない。じつはMac OS X Server 1.2には、これがプリインストーニされる。BIND8系列は、現在もっともポピュラーなバージョンで、このシリーズでお伝えしようとしているセットアップはこれを使ったものだ。BIND9系列は、IPv6に対応したものだ。といってもIPv6自体がまだポピュラーではないので、今後は徐々に移行するであろうが必須とまではまだ言えないと言うところである。
さてさて、このシリーズを書きはじめた時点でわがMac OS X Serverでは、BIND8.2.2-p7というのが稼動していた。で、今回はこれを8.2.3というバージョンに入れ換えである。なお、初めてこのバージョンを導入する人も手順はまったく同じである。
それではまず、こいつをどこから調達するかである。大元であるISCからとってくるのも一つの手で、それでいっこうにかまわないのだが、今後のためにぜひ知っておきたいサイトがあるので紹介しよう。
Macのソフトウェアが集まっているところと言えば、Vectorとか林檎の林とかであるが、そのような感じでMac OS X Server用のソフトウェアが豊富に集まっているのがStepWiseである。まずつぎのURLを訪れてみよう。
http://www.stepwise.com/
ここに行くとソフトウェアだけでなく、いろいろなTipsなどもあって(英語なんだけど)とっても便利なのである。で、ソフトウェアはどこにあるかと言えば、「Softrack」というところをクリックすれば良い。飛んだページでMac OS X Serverをクリックしよう。ところでここの「Softrack」だが、実はWebObjectsで運用されている。このような使い方もできるという例であろう。たまにここは予告なくメンテナンスか何かで、運用が止まっている事もあって開けない事もあるが、半日ほどおいてまた行けば今までの経験上は大丈夫であった。
最初にまず、OpenUpというソフトウェアを手に入れよう。これはMac OS X Server界のStuffItとでも言うようなソフトウェアで、UNIXで良く使われているtarなどで圧縮したファイルをダウンロードすると自動的に解凍してくれるソフトウェアだ。そして、BIND8.2.3である。実はStepWiseにはMac OS X Server用にコンパイル済みのBIND8.2.3を登録してくれている奇特な方がいらっしゃって、これをとってくると随分後が楽なのだ。
OpenUpの方はWebObjectsをインストールした時のようにインストーラがパッケージをインストールしてくれるので、簡単にインストールできるであろう。ただし、このパッケージをインストールするには、ログインパネルからrootでログインしなくてはならないので注意しよう。OpenUpはインストールできただろうか。では次回はBINDをダウンロードしてインストールだ。
[森下克徳]
カテゴリ:ネットワーク, Mac OS X Server, 崖っぷちからWebObjects
「REALbasic University」というサイトが登場した。週に1回のペースで更新を行い、REALbacicに関するさまざまな話題を掲載するとしている。コラムニストには、ワープロソフトのZ-Writeなどを開発しているStone Table SoftwareのMarc Zeedar氏の名前が挙げられている。Marc Zeedar氏はMacOpnionというサイトも運営している。
また、サイトには、REALbasic Developerという雑誌についても言及されており、2002年からの出版を目指しているという。当初はPDFによる出版を行うが、印刷物としての出版も検討しているそうだ。REALbasicのオンライン情報がまた充実しそうである。
関連リンク:REALbasic University
カテゴリ:REALbasic
Webサーバーのログを解析するツール「Traffic Report 1.0」がリリースされた。Mac OSで稼働する。Lite版が$29.95、Pro版が$129.95となっている。解析結果をWebページとして生成するが、ユーザのWebサイトでの行動をトレースするようなさまざまな解析結果が得られる。たとえば、どのページから入ったのか、どのページから別のサイトに移動したのか、サイト内での移動の履歴などが得られる。また、グラフが作成されることはもちろん、レポートの形式も、それなりに整った見やすいものとなっている。
関連リンク:Seacloak Sotware
カテゴリ:サーバー関連