Macintosh Developer Online (MDOnline)


2001年3月23日発行号 - いよいよ明日はXデー



いよいよ、明日はMac OS Xの発売日です。というか、深夜販売が行われるので、気持ちは「今日の夜」みたいなものですけどね。私は今夜は秋葉原には行きませんし、今回はショップ取材は行わない予定です。家で、明日配信の原稿を書いているつもりです。
ところで、以前、FireWireハードディスクの話を前文で書きましたが、読者の津村さんより、貴重な情報をいただきました。同じように、パーティションに切ったディスクをFireWire HDDケースに入れられていたのですが、それぞれのパーティションが毎回マウントされるので、取り出す時にいちいちゴミ箱に捨てるという煩わしいことになっていたそうです。そこで、MD-DOSの「fdisk /mbr」というコマンドで、DOSマシンで領域確保をすればいいそうです。もちろん、HDDの中身は消えてしまいますが、これによってマスターブートレコードが初期化されます。そして、Mac OSに接続すれば、フォーマットするかと聞いてくるので、1パーティションにまとめることができるようになるというわけです。ちなみに、fdiskはWindows 98では利用できますが、Windows 2000ではできない技ですね。これを知っていれば、フォーマットソフトを買うこともなかった(苦笑)。で、その$19.95で買ったAnubis UtilityのCD盤が今日届きました。ダウンロードしてすでに使っているのですけど、盤なしという選択はできないので、送料5ドルも余分に払っています。だけど、CD-Rディスクだったんだけど、物理的なディスクのやりとりがない方がお互いメリットがあったと思うのですけどねぇ…。
(新居雅行 msyk@mdonline.jp


AppleStoreからもMac OS Xは無事出荷された模様

AppleStoreでMac OS Xを予約注文している人のところには、今週の冒頭に郵便で出荷のお知らせが来ると共に、電子メールで出荷したことを知らせてきていることだろう。筆者も、AppleStoreで購入申し込みをかなり前に行い、もちろん、割引クーポンも使った。そして、23日未明に、3月24日には届けることができるという旨のメールが届いた。「既に国内の倉庫から出荷した」との記述があり、通信販売購入者にも、発売日に製品が届けられるのは確実になったようだ。

カテゴリ:業界動向


お詫び》【Carbon化シリーズ】は継続しないことにしましました

【Carbon化シリーズ】として、2000年4月から7月にかけて、何本かの記事をお届けしました。本来はサンプルアプリケーションを完全にCarbon化するまでをレポートしようと考えていたのですが、Mac OS Xへの対応という点を考えた時、元からあるプログラムをこねくりまわしてCarbon対応したところで、あまり意味はないかと考え、このシリーズは継続させないことにしました。ご了承いただければと存じます。
このシリーズは、新居雅行の著書「Macintoshアプリケーションプログラミング」で紹介したアプリケーションソフトTextDrawをCarbon化に挑戦するという主旨で、その過程を通じてCarbon化対応アプリケーションソフト作成のさまざまな側面を紹介しようというのが狙いでした。しかしながら、既存のソースコードはそのままで動かないのはもちろんとしても、TextDrawのソースは少し古過ぎたようです。Mac OS 8/9のレベルではなく、執筆時期の関係で漢字Talk 7.5の時代のものだったのです。そのため、強引にCarbon化をして動かしたところで、ほとんど書き直すということになるかもしれません。その後のいろいろな調査で、おそらくそういうことになるのではないかということはかなり明確に分かってきました。ならば、1から作成した方が、明らかに素直な解決方法です。
その後、【小池邦人のプログラミング日記】のコーナーで、小池さんがCarbon化の手順を非常に分かりやすく説明されています。既存のソースをCarbon化するためのポイントはそちらを御覧いただければと存じます。TextDrawのCarbon化をまじめにやるとすると、そのアプリケーションだけでの特別な事情に対処する部分が多大にかかわってくることから、大局的な話題になりにくいということにもつながります。要は、細かすぎて約に立たない情報となることが想定されるというわけです。
ただ、Mac OS X Public Betaのリリース前までは、Carbonは移行のための途中の段階であるという認識が強かったかも知れませんが、現状ではCarbonアプリケーションも、「ネイティブアプリケーション」と呼ぶように、CarbonでもMac OS Xのメリットはそれなりに生かせるようになってきています。Carbon対応後、必ずしもCocoaに移行するとは限らないでしょうし、むしろそうなるとすると新しいソフトを作ることになるのが一般的ではないかと思います。Carbonは移行のためのフレームワークという位置付けではなくなっていることは、Carbon Event Managerの導入などを見ても十分に言えるかと思います。今後、長くCarbonでのプログラミングは続けられると想定されます。そうした事情も踏まえて、今後もCarbon環境でのプログラミングに必要な情報をお届けしたいと考えていますので、よろしくお願いします。

カテゴリ:Carbon化


TIL》Disc Burnerで書き込み時にエラーが出た場合の再書き込みの効率的な方法

Dsic BurnerでのCD-R/RWディスクへの書き込み時にエラーが出た時の対処について、Tech Info Libraryに掲載された。起動ディスクの容量不足やあるいはさまざまな理由でディスクへの書き込みを中止した時、ディスクに書き込むデータのイメージが、Disk Copy形式のファイルで保持される。初期設定フォルダにDiskBurnerImageという名前のファイルとして保存される。そのイメージファイルを利用して、再度書き込みにトライすることができる。イメージファイルを初期設定フォルダから出してダブルクリックして、デスクトップにマウントする。そのマウントしたボリュームの中身を、CD-R/RWディスクのアイコンにドラッグ&ドロップすることで書き込み処理ができるというものだ。こうした作業によって、再度1つ1つのファイルをドラッグ&ドロップしなくても済むということだと思われる。

関連リンク:Disc Burner: How to Use Saved Disk Images
カテゴリ:Knowledge Base(旧TIL), 周辺機器


TIL-J》AirMacをブリッジとして使う方法やその意味などを解説

日本語での技術情報を提供しているTech Info Library-Jにおいて、AirMac関連の文書が翻訳されて掲載された

◇106021JC:AirMac: ケーブルモデムを使う際のブリッジの設定方法
 http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=106021
ブリッジに設定する場合にどのような方法があるのかがまとめられている。

◇106016JC:AirMac: AirMac と Ethernet コンピュータ間で「ファイル共有」を設定する方法
 http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=106016
ブリッジとしての動作の設定をしていないと、AirMac側とEthernet側との間の通信ができない。

カテゴリ:Tech Info Library-J, ネットワーク


TIL-J》WebObjectsでのEOModelerでの継承に関する文書などが翻訳

日本語での技術情報を提供しているTech Info Library-Jにおいて、WebObjects関連の文書が翻訳されて掲載された

◇75096JN:WebObjects 4.5 Oracle Adaptor: Oracle の接続が失敗したあとの再接続
 http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=75096
あらかじめ設定されているエラーは6種類だけである。フレームワークにプログラムを追加して再コンパイルして、より多くのエラーメッセージを生成するようにして、問題解決をしやすくするということができる。プログラムが掲載されている。

◇70144JN:WebObjects 4: EOModeler における継承
 http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=70144
データベース処理に関連するEOModelerにおける、継承についてかなり詳しく記載された文書である。WebObjects 4に関する文書であるが、現状のバージョンでも適用できる内容なので、WebObjects開発者は要チェックだろう。

カテゴリ:Tech Info Library-J, WebObjects


TIL-J》Mac OS Xでのフォントファイルフォーマット、X Serverのバックアップなど

日本語での技術情報を提供しているTech Info Library-Jにおいて、Mac OSやソフトウエア関連の文書が翻訳されて掲載された

◇25251JN:Mac OS X: フォントのファイルフォーマット
 http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=25251
Mac OS Xで利用できるフォントファイルのフォーマットなどが記載されている。データフォークフォントやWindowsのTrueTypeフォントが使えることなどが説明されている。

◇106090JN:Mac OS:「デスクトップ」という用語の使い方
 http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=106090
デスクトップに関わるさまざまな用語の解説。

◇86042JN:Mac OS: マルチユーザは各ユーザ用の Desktop フォルダを作成する
 http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=86042
マルチユーザ機能をアクティブにすると、デスクトップはユーザごとに用意される。各システムでのデスクトップの様子が図入りで説明されている。

◇25248JN:Mac OS X Server 1.x: モニタのジオメトリを調整する
 http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=25248
Mac OS X Serverでは設定ができないので、Mac OS 8/9で起動して設定をする。

◇60145JN:Mac OS X Server: UFS バックアップスクリプト
 http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=60145
ハードディスクの中身を参照して、テープ装置にバックアップを行うシェルスクリプトが紹介されている。

◇60390JC:CD 上の AppleShare IP 6.2 ヘルプファイルでは目次が表示されない
 http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=60390
ヘルプファイルはシステムフォルダの規定の場所にないと正しく参照できない。CDから直接は見ないようにする。

◇88023JN:Macintosh Manager: 使用できないデータベースの修復(修正)
 http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=88023
Macintosh Managerの管理データベースが壊れた時などの修復の方法が手順で記載されている。

◇25180JN:iMovie 2.0.1 Update:「ファイルが見つかりません」エラーメッセージ
 http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=25180
すでにiMovie 2.0.1が入っているのにアップデートしようとすると、このエラーが出る。

カテゴリ:Mac OS X, Mac OS X Server, Tech Info Library-J


TIL-J》iBookはディスプレイを閉じた状態では使えない、透明ボディの掃除法など

日本語での技術情報を提供しているTech Info Library-Jにおいて、ハードウエア関連の文書が翻訳されて掲載された

◇30889JN:トランスルーセントプラスティック: クリーナーについて
 http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=30889
透明ボディをきれいにするときの注意事項が書かれている。たとえば、アルコールや窓ふきスプレーなどを使わないなどが記載されている。

◇88045JN:iBook (FireWire): ディスプレイを閉じた状態では操作できません
 http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=88045
PowerBookと違って閉じた状態では使用できないようになっている。

◇58478JN:iBook: バッテリカバーのエンボス
 http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=58478
バッテリーカバーば他の部分と違って見える点についての説明。

◇58250JN:Power Macintosh G3 (Blue and White): キーボードやマウスポインタが動作しない
 http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=58250
付属のキーボード延長ケーブルが原因でキーボードやマウスが利用できないことがある。(何と、保証期間を超えると有償での交換となる)

カテゴリ:iBook, Tech Info Library-J