何人もの読者の方から、励ましや情報をいただきました。ほんとうにありがとうございます。その後、気になっていたページについては、その部署の上司の方よりおわびと削除をしたというお知らせをいただきました。動いていただいた方々にはこの場を借りてお礼を申し上げます。さて、いただいたメールでは、こうしたネットワーク上でのやりとりでの名誉毀損やプライバシー侵害について、いろいろと情報が掲載されいることを教えていただきました。せっかくなので、末尾にそのURLをつけておきます。私と同業者の方々は他人事ではないと思います。昨日は私はどうしようもないように書いていましたが、訴訟を起こすことができる基準みたいなものはかなり明確になっているようです。ただ、プライバシー侵害についての記述などは、メディアで原稿を書く身にとってはいつでも加害者になってしまうという危険性があることも理解できます。改めて、きちんと記事をかかないといけないと思うところでもあります。
◇Web110
http://www.web110.com/roppou/index.html
◇警察のホームページ
http://www.npa.go.jp/police_j.htm
◇書籍:デジタル法律講座 インターネット事件と犯罪をめぐる法律
インターネット弁護士協議会(ILC)編
http://www.ohmsha.co.jp/data/books/contents/4-274-06383-6.htm
(新居雅行 msyk@mdonline.jp)
Objective Developmentは、Mac OS XからWindowsファイルサーバに接続を可能にするShartiy 2.4をリリースした。Mac OS Xが、Windowsファイルサーバのクライアントになることができる。Ver.2.4では対応プラットフォームとして、Mac OS Xが加わった。制限付きの利用ではフリーで使えるが、ライセンス形態は利用状況によって細かく設定されているので、詳細はサイトを見ていただきたい。2クライアントのHome Licenceで59ドルなどとなっている。個人的な利用や学生、教育機関ではフリーとなっているが、これらの条件もサイトを見ていただきたい。なお、Sharityは各種のUNIX向けにも配付されている。また、ソースコードも公開されている。Mac OS X向けのものはコンパイル済みで、dmgファイルにまとめたものが手に入るので、すぐに使う事が可能だ。インストールは手作業でフォルダとアプリケーションのコピーなどを行う。動作としてはファイルシステムの拡張を行うようなモジュールをシステムに組み込むことと、ログインなどの管理を行うアプリケーションを利用するといった形態になっている。そして、デフォルトでは/Network/CIFSといパスからWindowsファイルサーバを参照できるという形式になっている。つまり、マウントしてしまえば、Finder上でのファイル管理やアプリケーションで開いたり保存することができるようになる。ただし、日本語のファイル名についてはうまく扱えない模様だ。Windowsクライアントから問題なく使えているSambaのサーバにアクセスしたが、日本語のファイル名が文字化けしている。また、Mac OS Xから日本語を含むファイル名のファイルをコピーしたが、Windowsクライアントからはもちろん、Mac OS Xの側からも元のファイル名では参照できなかった。なお、サーバの設定をいろいろと変更してみた結果ではないので、その点はお含み置きいただきたい。
Windowsとのファイル共有を行うためのソフトウエアとしてはSambaがあるが、SambaにはWindowsサーバのクライアントとしての機能はあるもののマウントすることはできないため、あまり利用されていない。その意味では、SambaとSharityで、サーバとクライアントで棲み分けされることが予想される。
関連リンク:Sharity 2.4
カテゴリ:ネットワーク
Mac OS X向けのアプリケーションを作成する場合に、Javaを使うという選択肢が現実的なものとなっている。Cocoa対応のアプリケーションをJavaで作るということだけでなく、Javaの標準ライブラリの機能を使って、アプリケーションなどを作成できる。つまり、プラットフォームごとに共通のクラスライブラリを使ったプログラミングができるのだ。ユーザインタフェースではJFCのSwingを使うことが今では一般化しているが、Mac OS XのAquaに対応したルック&フィールが用意されているので、そのルック&フィールを適用するだけで、Swingで作ったアプリケーションのユーザインタフェースはAquaになる。プログラムの最初に、以下のようにシステムのルック&フィールを適用するという記述を加えておけば、あとはSwingに従ってプログラムを作成すれば、Aqua対応になるわけだ。
try {
UIManager.setLookAndFeel(
UIManager.getSystemLookAndFeelClassName());
} catch(Exception e) { //例外処理は適切に
System.out.println(e.getMessage());
}
カテゴリ:Java
サンプルコードとして掲載されている「CarbonSndPlayDB 1.1」は、以前に公開されているSndPlayDoubleBufferのCarbon対応版である。また、CarbonSndPlayDBはCarbon環境でなくても稼動できるようにしている。CarbonSndPlayDoubleBufferという関数が用意されていて、この関数を利用することで、供給したデータにもとづいたサウンドを非同期で鳴らすことができる。また、このサンプルコードは、フレームワークを作成するようにもなっているため、コードの内容を把握した上で、ライブラリとしての利用もできるだろう。サウンド処理については、やや複雑なキューのやりとりや、コマンドの設定、コールバックの定義などがあるため、Carbonでのサウンド処理を細かく行うようなアプリケーションを作成している人とっては、ソースコード自体にいろいろと学ぶ点はあると思われる。
関連リンク:CarbonSndPlayDB 1.1
カテゴリ:アップルからの開発資料, QuickTime
Tech Info LibraryおよびTech Info Library-Jで公開されているMac OS X関連の文書のうち、ディス関連のものを紹介しておこう。アドレスと要約は以下の通りだ。
◇Mac OS X 10.0: Using Disk Copy Images
http://til.info.apple.com/techinfo.nsf/artnum/n106161
Disk Copyにより、マウントしてハードディスクのように扱えるファイルを利用できる。イメージファイルのimgと、自己解凍のsmiファイルがあると解説されている。(dmgファイルについては記載がない)
◇ Mac OS X 10.0: Disk Utility Incorrectly Reports Disk Errors on Startup Volume
http://til.info.apple.com/techinfo.nsf/artnum/n106270
Disk Utilityで起動ディスクをチェックするとエラーが出るが、Mac OS XのCD-ROMで起動してチェックを行うと、エラーが出ない。このエラーは問題があるわけではないので、無視してかまわない。
◇106244:Mac OS 9.1: Installing after Mac OS X 10.0 on the Same Disk
http://til.info.apple.com/techinfo.nsf/artnum/n106244
Mac OS X 10.0をインストールする前にMac OS 9.1をインストールするのが本来の手順となっている。逆になってしまったのなら、Mac OS 9.1のインストーラで、新規のシステムフォルダにインストールするように設定すれば、インストールは行える。
◇Mac OS X 10.0: 付属する Mac OS 9.1 CD で最新のコンピュータを起動できない
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=106236JC
◇Mac OS X 10.0: Included 9.1 CD Cannot Start Up Latest Computers
http://til.info.apple.com/techinfo.nsf/artnum/n106236
Mac OS X 10.0に付属するMac OS 9.1のCDは、Mac OS 9.1のリリース時のもので、2001年以降にリリースされた本体では起動できない。それらの本体では、本体付属のMac OS 9.1のCDでインストールなどの作業を行う。
カテゴリ:Knowledge Base(旧TIL), Tech Info Library-J, Mac OS X
開発ツールのREALbasicの次期バージョン3.1の7つ目のベータ版リリースが行われた。新しい機能としては、control+Cでデバッガにブレークすることや、メニューの機能が増えたこと、Windowsのコントロール類で矢印キー操作によるフォーカスの移動ができるようになったこと。その他、バグ修正が多数行われている。Ver.3.0でMac OS XのCarbonに対応したが、Mac OS X 10.0により最適化させるためのバージョンアップがVer.3.1であり、3.0のユーザはフリーでアップデートできる。なお、今回のベータ版は、iDiskからダウンロードできる。/Software/Mac OS X Software/What’s Newのところにある。
関連リンク:REALbaisic 3.1b7
カテゴリ:REALbasic