先週のごたごたの一件後、自分のこと以外にもいろいろはなしが飛び込んできますが、要は少しでも名前が売れるとその人をたたく人も出てくるということのようです。また、足を引っ張られないためにさらにたたきあいになるという構図もあるようで、なかなか一筋縄ではいかないようです。出る杭は打たれるとは、うまく言ったものだと思いますが、良い面だけを見れば、それも世間の荒波にもまれるということで、より完成度が上がるなどの効果も期待できるわけです。しかしながら、市場原理にさらすという名目の元、たんに足を引っ張ってひいては自分自身のバリューを上げようとする動きがトラブルを生むというところでしょうか。有名になったらそういう突き上げは仕方ないという見方もあるでしょうし、それをはねのけてこそ本物だと言う話もあるでしょう。だけど、個人的にはそうまでして有名になりたいとも思わないところです。で、いろいろ考えたのですが、世間的には少し引っ込もうかと思っています。たとえば、講演のお願いなどはなるべく受けないなどして、露出を少なくして攻撃を避けるということも必要かと考えました。大昔なら、山賊の出る山道は避けるといったセキュリティをしていたかと思いますが、それに類するところです。君子危うきに近寄らずというのは大袈裟ですが、首をすくねるのもうまく立ち振る舞う1つの方法じゃないかとも思ったりします。
さて、またまたプレゼントです。なぜか続くのですが、まあ、いいじゃないかと思って下さい。ただ、Mac関連でないのでお許し下さい。ローカスより私の著書が出ます。「チャレンジ!Java JBuilder編」(\2,800)です。WindowsでJBuilderを使ってJavaの初歩から学習するというものです。1年ほど前に出した書籍のJBuilder向けに改定したものですが、サンプルはある程度使えたもののほとんど書き直しました…。でも、JBuilderですからねぇ〜(なんとかならんかなぁ)。いちおう4冊としますが、自社ものなので、場合によってはもうちょっと考慮してもいいです。昨日に告知したのFlash5本は21日が締め切りですので、こちらも並行して御応募受け付けます。両方とも応募される方は、整理の都合上、別々のメールでお願いします。
==================プレゼント
書籍『チャレンジ!Java JBuilder編』(4冊)
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申し込み方法:<msyk@locus.co.jp>宛にメールをする
メールのタイトル:【JBuilderの書籍】を希望
メールの本文には、名前、住所、郵便番号、当選時の公表名、を記載
メールは、MDOnlineに登録のメールアドレスから送付してください
締め切り:2001年4月24日(火曜日)
(新居雅行 msyk@mdonline.jp)
Technical Notesに、Launch Servicesについての解説文書が掲載された。ドキュメントが完備されていないため、取りあえず最低限の内容をTechnoteとして届けると記載されている。なお、この機能については、MDOnlineの「Browsing Mac OS X」のコーナでも解説を行う予定だ。Launch Servicesは、アプリケーション内で別のアプリケーションを起動したり、あるいは文書を開いたり、さらにはURLを開くといった機能を提供するサービスである。クリエイタや、あるいはファイルの拡張子から、それに結び付けられたアプリケーションを求めるというサンプルがまず解説されている。また、アプリケーションで指定した文書ファイルを開くというサンプルも掲載されている。さらにNavigation Servicesで、特定のアプリケーションで開くことができるファイルだけを表示するためのフィルタプロシージャ(コールバック関数)のサンプルも掲載されている。
また、興味深いのは、ファイルタイプ、クリエイタに加えて拡張子も加わったMac OS Xでの起動するアプリケーションを特定する動作についての説明があることだ。まず、(1)Finderの情報ウインドウで指定したアプリケーションが最優先される。次に、(2)文書ファイルにクリエイタが設定されていれば、そのクリエイタ情報をもとにアプリケーションを検索する。続いて、(3)拡張子がある場合、アプリケーション側で定義されている拡張子と照らし合わせてアプリケーションを検索する。さらに、(4)それでも該当するアプリケーションがないのなら、ファイルタイプがある場合にはやはりアプリケーションの定義と照らし合わせて検索する。同一条件なら、Classicアプリケーションよりもネイティブアプリケーション、さらにはバージョンの新しいものが選択される。ここでのポイントは、拡張子よりもクリエイタが優先されるということだろう。また、文書ファイルにはクリエイタを設定しないという手法も使えることもうかがえる。この文書にも、ファイル名、ファイルタイプ、クリエイタの組み合わせを示して、どのアプリケーションが起動されるかということが示されている。同じテキストファイルなのに、SimpleText文書だったり、TextEdit文書だったりするのは、ファイルのクリエイタが前者ではttxtになっているということであると説明できるだろう。実際、SimpleText文書のクリエイタを「????」にすることで、TextEdit文書に変換できるのである。
関連リンク:TN2017:Using Launch Services for discovering document binding and launching applications
カテゴリ:Technote, Mac OS X
Netopiaは、MacintoshやWindowsを遠隔操作できるソフトをMac OS Xにも対応し、「Timbuktu Pro Mac OS X」としてリリースした。プレビューリリース版の販売が開始されている。価格はシングルパックが$29.95、ツインパックが$54.95となっている。なお、評価版については用意されていないようだ。正式版は2001年夏の終わり頃を予定しており、利用者からのフィードバックを集めたい考えだ。Timbuktu Proは、ネットワーク機能を利用して、別に起動してTimbuktu ProがインストールされているMacintoshやWindowsをリモート利用できるようにする。たとえば、サーバルームにあるマシンをデスクから操作することが可能になる。また、クライアントコンピュータのメンテナンスも、そのマシンのある場所まで行かなくてもできるなど、システム管理に力を発揮するユーティリティだ。また、ファイルを高速に転送する機能や、メッセージを送る機能などもある。接続可能なTimbuktuについては、2バージョン前までのものに対応するので、Mac OS X版でもWindowsやMac OSのTimbuktuにログインすることは可能だ。接続したマシンでログインしているユーザの権限で、そのマシンを利用する。
関連リンク:Timbuktu Pro for Mac OS X
カテゴリ:ユーティリティ
Mac OS X 10.0では、システム環境設定の「共有」でリモートログインを有効にするとtelnetやrlogin、rshによるログインができた。しかしながら、Mac OS X 10.0.1ではSecure ShellのOpenSSHが利用されるようになる。つまり、リモート接続でのセキュリティがより高くなったというわけである。なお、telnetでの接続も行えるようにする方法として、/etc/inetd.confファイルを編集する方法も掲載されている。ルート権限でエディタのpicoを使って作業を行う手順を示している。
関連リンク:Mac OS X 10.0: Remote Login and OpenSSH in 10.0.1 Update
カテゴリ:Knowledge Base(旧TIL), ネットワーク, Mac OS X
Mac OS X 10.0をUFS(UNIXファイルシステム)でフォーマットしたディスクにインストールしたとき、最初にClassic環境を利用する場合の処置について、Tech Info Libraryで掲載された。そのままでは起動しないので、この文書に書かれた手順で作業を行う必要があるとしている。Classic Startupというアプリケーションを、Mac OS 9.1のあるHFS+のボリュームにコピーして、アクセス権などをTerminalで変更する手順が記載されている。日本語のシステムでもこのままの手順で行えるが、Mac OS 9.1のボリューム名は1バイト文字だけで構成されたものでないと、Terminalのコマンドラインで指定はできないのでその点だけは注意が必要だ。
関連リンク:Mac OS X 10.0: Classic Does Not Work From a UFS Disk on First Use
カテゴリ:Knowledge Base(旧TIL), Classic
Tech Info Libraryに、Mac OS X伴のiMovieで、全画面でのプレイバックの際に、プロジェクトの最初からプレイが開始される件についての文書が掲載された。以前のバージョンでは選択したクリップの最初からプレイが行われたものの、iMovie 2.1ではクリップを選択していても、プロジェクトの最初からプレイバックが始まる。この問題はAppleは認識しているとのことで、当面はビューアを使っで参照してほしいとしている。
関連リンク:iMovie 2.1 for Mac OS X: Playback Clip in Full Screen Starts at Beginning of the Clip
カテゴリ:Knowledge Base(旧TIL), ビデオ編集
Technical Notesに、アニメーションGIFの取扱いについての文書が掲載された。Graphic ImporterでアニメーションGIFを取り込んでも、最初のフレームだけしかないように扱われる。アニメーションを行うのであれば、ムービーとして取り込む必要がある。ただし、そのときにフレームが1つだけなら、改めてGraphic Importerで取り込み直せばよい。そのためのサンプルプログラムがいくつかのバリエーションで掲載されており、NewMovieFromFileを使ったものや、GetAnimatedGIFMovieFromDataRefを使ったものが紹介されている。さらに、QuickTime 5では新しいAPIが追加されており、CanQuickTimeOpenFileを使うことで、ムービーとして開くことができるのか、Graphic Importerを使って開くことができるのかをあらかじめ判断することができる。また、データリファレンスに対して同じ目的で機能するCanQuickTimeOpenDataRefというAPIも追加された。これらのAPIについての解説も含まれている。
関連リンク:TN2018:Importing animated GIFs
カテゴリ:Technote, QuickTime
Tech Inf Libraryに、DVD Studio Proでのテープにあるデータについての文書が掲載された。アドレスと要約を示す。
◇DVD Studio Pro 1.0.1: "DDVID.DAT not found" Error
http://til.info.apple.com/techinfo.nsf/artnum/n31343
DVD Studio Proで、DLTのテープを読み込むと、「DDPID.DAT not found」というエラーが出る問題についての文書が掲載されている。DVDのレプリケーションの標準規格であるDDV/CFMでは、情報ファイルとしてDDVID.DATという名前で書き出す。DDPフォーマットではDDPID.DATというファイル名となる。DVD Studio ProはDDPでもDDVID.DATというファイル名で間違えて書き込んでしまう。正しいファイル名でテープを作成するようにして回避する。
◇DVD Studio Pro: CMF and DDP Formats Overview
http://til.info.apple.com/techinfo.nsf/artnum/n31342
DLTテープを作成する場合に、DDP 2.0(Disc Description Protocol)と、CMF(Cutting Master Format)の選択肢がある。これらのフォーマットについての説明が記載されている。
カテゴリ:Knowledge Base(旧TIL), メディア制作
REALbasic 3.1のベータ版で、9番目のリリースが行われた。Ver.3.1は、Mac OS X 10.0に最適化するためのバージョンアップである。3.1b9では、小幅なバグ修正にが中心であり、変更箇所も少ないものとなっている。
関連リンク:REALbasic 3.1b9
カテゴリ:REALbasic
Mac OS Xでのソフトウエア・アップデートを行う時に、管理者のパスワードが通らない場合の対処がTech Info Libraryに掲載されている。システム環境設定にある「ユーザ」のパネルで、対応する管理者ユーザのパスワードを変更するという対処方法となっている。
関連リンク:Mac OS X 10.0: Software Update Privileges and Password Issue
カテゴリ:Knowledge Base(旧TIL), Mac OS X