ゴールデンウィーク後半はiWeekに行っておりました。プレゼンを作るのに必死というか、頭の中が支配されていたため、Palmの腕時計の抽選をすっかり忘れて姉妹って射ました申し訳ありませんでした。Palmの腕時計の当選者は、「かばくん」さんです。本日発送しました。Cocoaプログラミングは途中となっていますが、明日から再開します。今日はニュース記事がたくさんあったので、そこまで到達できませんでした。
iWeekではショートステージということで、MDOnlineのプレゼンテーションを4回ほどしましたが、さすがに、ショートステージということで、わざわざ見に来る人もほとんどなく(笑)、しゃべっているのを見て足を止めてくれた人もいるけど、人出の少ないときは、内輪だけが聞いてくれていたという状況でした。ちらしも置いてきましたけど、さてさて、どれくらいの反応があるかというところです。頭の中がいっぱいになっていたプレゼンは初日のしょっぱなにあったので、必死で素材を作ったりしていたのですが、そちらはそつなくこなせたみたいです。自分のプレゼンと基調講演の時間が微妙に接近しているために、基調講演は見なかったのですが、なかなかおいしいネタだったようですね。みんなまじめだから秘密にしろと言われたことは全然リークされていないようですけど…。今回のiWeekについてはMDOnlineからは記事は出しませんのでご了承ください。ゴールデンウィークは、ニュース配信は休むつもりでしたので、ご理解ください。
iWeek会場の「世界征服グループ」では、Mac OS用のシューティングゲーム「gShot」が販売されていたのですが、なんだかんだで5枚ほどMDOnlineの読者の方にプレゼント用としてまきあげ、いやいや、いただいて参りました。CD-ROMです。ゲーム好きでもかなり楽しめる本格的なシューティングゲームです。以下の要領でご応募ください。
◇銀河帝国書院
http://www.sagami.ne.jp/~ltjg/welcom.html
◇世界征服.com
http://www.cabagra.com/~maro/
==================プレゼント
Macintosh用シューティングゲーム『gShot』(5つ)
figs/photos/dcp_0538.jpg
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申し込み方法:<msyk@locus.co.jp>宛にメールをする
メールのタイトル:【gShot】を希望
メールの本文には、名前、住所、郵便番号、当選時の公表名、を記載
メールは、MDOnlineに登録のメールアドレスから送付してください
締め切り:2001年5月10日(木曜日)
(新居雅行 msyk@mdonline.jp)
WebObjects 4.5.1が米国ではリリースされた模様だ。すべての国のユーザは、対応するAppleStoreで、WebObjects 4.5.1(パート番号はM8260Z/A)を購入できるとしている。Ver.4.5のユーザは、米国とカナダでは$19.95でVer.4.5.1を入手できる。日本のユーザに対してはアップグレードに関する通知はまだなされていない。また、日本のAppleStoreも執筆時点では、Ver.4.5が販売されている。
WebObjectsは、Webベースのアプリケーションを作成するためのアプリケーションサーバが主要な機能だ。実行環境だけでなく開発環境も含まれており、統合的なソリューションとなっている。各種のデータベースに接続でき、データベースにデータを保存しておくようなWebアプリケーションの作成に利用できる。Ver.4.5までがリリースされているが、Mac OS X Server 1.2、Windows NT/2000での開発と稼働、Solaris 2.7/2.8、HP-UXでの稼働が行える。2000年の5月には価格を一気に100分の1近い値段に値下げして、現在は$699(日本は、\72,800)で販売されている。スクリプトベースのアプリケーションだけでなく、Objective-CやJavaでのアプリケーション作成ができるが、完全にJavaに移行したWebObjects 5が近々リリースされる予定だ。一方、Objective-Cで構築した従来のアプリケーションを、Mac OS X 10.0以降のMac OSでも利用できるようにしたのがWebObjetcts 4.5.1だ。内容的にはWebObjects 4.5と変化はないものの、開発や稼働環境として、「Mac OS X (Server) 10.0」をサポートすることになったものだ。WebObjects 5にも期待も集まっているが、機能的には同じことを実現しているものの、中身は大きく変わっている可能性もある。その一方で、Linuxでの稼働ができるなどのメリットもあるのだが、すぐに業務アプリケーションに使うということには必ずつながらないだろう。それに、WebObjects 5は、まだリリースに至っていない。従って、現在稼働中あるいは構築中のシステムを、Mac OS X (Server) 10.0で稼働させたいという場合には、Ver.4.5.1を利用する方がより確実と結論づける場合も出てくるだろう。
なお、以下のTIL文書に「Mac OS X (Server) 10.0」という記述がやや謎なのだが、Mac OS X Server 1.2の後継サーバOSとして、Mac OS X 10.0をベースにした(同系列の)Mac OS X Server 2.0が出てくるともっぱらの評判であった。実は、Mac OS X Server 10.0というのが正しい製品名なのかもしれないが、これは正式なリリースの告知が出るまでは正しくは分からないだろう。
◇WebObjects: Determining the Installed WebObjects Version
http://til.info.apple.com/techinfo.nsf/artnum/n70074
関連リンク:WebObjects
カテゴリ:WebObjects
2001年5月1日に発表されたリニューアル版のiBookのハードウエアに関するDeveloper向け文書が公開されている。iBookの詳しいスペックを知りたい人は、要チェックの文書だ。CPUをはじめとして各種ポートや、ディスク、メモリなどのスペックが細かくまとめられている。
関連リンク:iBook Developer Note
カテゴリ:アップルからの開発資料, iBook
MDOnlineの2001/5/2に配信した号で<CarbonLibの「謎」よもやま話>として記事をお届けしました。その内容に関連したことで、次のようなことが判明しました。
その後、Applicationメニューの「環境設定...」アイテムに関しては、EnableMenuItem()ではなくEnableMenuCommand()を利用すればハイライトを解除できることが分かりました。こんな感じですね...。
EnableMenuCommand( GetMenuRef(128 ), ’pref’ );
ダイアログ表示はCarbon Eventのハイコマンド用Handlerルーチンで処理すればOKです。この件については何人もの方からご連絡をいただきました。
本当にありがとうございました!
[小池邦人/オッティモ]
カテゴリ:
MDOnlineの2001/5/2に配信した号で<CarbonLibの「謎」よもやま話>として記事をお届けしました。その内容に関連したことで、次のようなことが判明しました。
NavDialogCreationOptions構造体のparentWindowメンバーに親Windowをセットするだけでなく、modalityメンバーにkWindowModalityWindowModalをセットする必要があるようです。
ファイル名が正しく保存できなくなったのは、NavDialogGetSaveFileName()で得たファイル名を、CFStringGetPascalString()を使いFSSpecのnameメンバーに(初期値NULL)に設定しなければいけないためのようです。
ファイル名がUnicode対応になったため、色々と面倒になっているようです。詳しくは「CarbonLib 1.3.1 SDK」に含まれている「NavSample」を参照してみてください。
こちらの解決方法は、読者のゆうたさんからご連絡いただきました。本当にありがとうございました!
[小池邦人/オッティモ]
カテゴリ:
Apple DVD Player 2.4の英語版が公開された。日本語のシステムにはインストールできない模様だ。Mac OS 9.1にはVer.2.3が含まれているが、Ver.2.3ではCinema DisplayやPowerBook G4といった、画面が4:3ではない場合での表示機能に改善が見られる点は、以前に記事でお伝えした(2001年3月13日配信の『Mac OS 9.1のCD-ROMにはDVD PlayerのVer.2.3が、Cinema Displayで適切に表示』)。Ver.2.4については変更点が明確には記載されていないので、違いは分からないが、Ver.2.3はオンラインでは配布されていないことから、Ver.2.3はMac OS 9.1が出るということでの暫定リリースであり、Ver.2.2の次のバージョンとしてはVer.2.4であるという見方ができると思われる。Ver.2.3がMac OS 9.1のアップデートではインストールされないという事実からもそれが伺えるだろう。推測だが、Ver.2.4は、4:3ではないタイプの液晶ディスプレイへの適合度を高めたというのが変更点だと言えるかもしれない。
関連リンク:Apple DVD Player 2.4
カテゴリ:メディアプレイヤ
Disk First Aid 8.6.1が公開された。英語版ではあるが、アプリケーションファイル自体がインストール用のボリュームに見えているので、それを取り出せば、日本語版のMac OS 9.xでも利用することができる。日本語版ではないのでメッセージは英語だが、基本的には問題はないと思われる。もし、慎重に事に当たりたい場合には日本語版のリリースを待つのがよいだろう。Ver.8.6.1では、HFS+ボリュームにおいて、マスターディレクトリブロックのエラーが修正できるようになった。それまでのバージョンではエラーは発見できても修正ができなかったエラーに対処した。
関連リンク:Disk First Aid ( US-Z English) 8.6.1
カテゴリ:周辺機器利用, Mac OS 9
Metrowerks社は、WWDC 2001(2001/5/21〜25に開催)の会場において、CodeWarriorのアップデートを配布することがアナウンスした。1つは、CodeWrrior 6.2で、現行のVer.6.0あるいは6.1からのマイナーアップデートになるようだ。Mach-Oのコンパイル機能は含まれない。おそらくは、Mac OS X 10.0への適合を行ったものだと思われる。さらには、CodeWarrior 7のEarly Access版もリリースする。こちらは、Mach-Oのコンパイル、IDEのバージョンアップ、Mac OS Xのフレームワーク対応など、より機能がアップする。Ver.6.2へのアップデータはダウンロードも可能になるが、CodeWarrior 7のEarly Access版はサイズが大きいためにCD-ROMでのみの配布となる。WWDC 2001に参加すればこれらは追加費用なしに入手できるが、参加できなかった人に対しては、CodeWarrior 7のEarly Access版CD-ROMを$9.95での実費提供を行うとしている。Code Warrior Pro 6は、Mac OS X Public Beta版よりも前にリリースされていたものの、少しの修正でPublic Betaでの開発は可能であった。しかしながら、製品としてMac OS Xが出荷された今まで、6.1のアップデータがリリースされただけで、Project Builderなどのバンドルや、REALbasicの矢継ぎ早のバージョンアップに比べ、CodeWarriorは動きが少なかった。しかしながら、WWDC 2001を境目にCodeWarriorもついにバージョンを上げてくるのである。
関連リンク:CodeWarrior for Mac OS X
カテゴリ:CodeWarrior
2001年5月21日〜25日に開催される開発者会議「WWDC 2001」の期間中、AppleのUser Interface Labのスタッフと面談できることが明らかになった。完全予約制で、先着順ではあるが、ユーザインタフェースの専門家に作成したプロダクツの評価をしてもらったり、助言をしてもらうということが可能だ。
関連リンク:Schedule an appointment at the WWDC Human Interface Lab!
カテゴリ:イベント
Zero G社は、Java技術を使ってクロスプラットフォーム対応のインストーラを作成するツール「InstallAnywhere Ver.4」をリリースした。新しいバージョンでは、コンソールだけを使ったインストール実行、LinuxのRPMへの対応や、Windows NT/2000のサービスに対するサポート、コマンドラインによるビルドの自動化、テキストの内容の変更機能などが加わっている。多言語対応のInstallAnywhere 4 Enterprise Editionが$4,950、InstallAnywhere 4 Standard Editionが$995、InstallAnywhere 4 Now!がフリーとなっている。各エディションの違いは、以下の製品情報のページから、Specificationsのリンクを見れば一覧表を参照できる。
◇InstallAnywhere from Zero G(製品情報)
http://www.ZeroG.com/products_ia_01.html
関連リンク:Zero G Ships InstallAnywhere(R) 4: Latest Version of the World’s Most Powerful Multi-Platform Software Deployment Solution
カテゴリ:開発ツール, Java
Technical Q&Aに、JNI(Java Native Interface)で利用するためのライブラリをProject Builderで作成する方法が掲載されている。手順を追って、操作や設定の変更などが示されている。Mac OS X向けのJNI用ライブラリをCやC++などで作成する場合には、この手順に従って作業をすればいいだろう。この文書は、2000年12月に公開されたものの更新である。おそらく、Mac OS X 10.0に付属するProject Builder向けに修正されたものと思われる。
関連リンク:JAVA28:Creating JNI Libraries with Project Builder
カテゴリ:Technical Q&A, Java
Technical Q&Aで、OpenGL上でテクスチャをコンテキストに対して共通に使う方法についてのサンプルプログラムが掲載された。簡単な説明とプログラム例が記載されているが、これはSample Codesで公開されている「Carbon setupGL」というサンプルプログラムの中にあるものだ。全体像を把握するためには、そのサンプルプログラムを参照するのがいいだろう。
関連リンク:QA1031:OpenGL Texture Sharing Between Contexts
カテゴリ:Technical Q&A, グラフィックス
Tech Info Libraryに、MP3のID3タグについての解説が掲載された。ID3 Ver.1の仕様は、MP3ファイルの末尾に30文字までのテキストでアルバム名やアーチスト名などを記載し、最大で128バイトまでの文字を付加することができる。ID3 Ver.2は可変長の文字列フィールドで、エンコードやサイト情報などを付加することもできる。これらのID3タグは、MP3ファイルの中に埋め込まれるが、MP3の規格には含まれないものである。iTunesでは「高度な操作」メニューの「ID3タグを変換」を使ってタグの内容を変換することができる。
関連リンク:MP3 ID3 Tags: What Are They?
カテゴリ:Knowledge Base(旧TIL), メディアプレイヤ
日本語で技術情報を提供するTech Info Library-Jで、2001年5月2日に以下の文書が公開されている。なお、いずれも、英語版のオリジナル文書について、MDOnlineの5/2配信号で紹介しているので、以下はタイトルとアドレスだけを紹介しておく。
◇75134JC:Mac OS X 10.0.2 Update に関する情報と、ソフトウェアのダウンロード
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=75134
◇88120JC:iBook (Dual USB): 技術仕様
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=88120
◇75118JC:iTunes 1.1.1 for Mac OS X について(修正)
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=75118
◇60841JC:iTunes for Mac OS X: オーディオ CD を作成する場合はスリープ設定を解除してください
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=60841
◇60842JC:iTunes 1.1.1 for Mac OS X: USB CD-RW ドライブは 2 倍速に設定してください
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=60842
◇60843JN:iTunes 1.1.1 for Mac OS X: 空のディスクをセットする前に“CD を作成”をクリックしてください
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=60843
カテゴリ:Tech Info Library-J, メディアプレイヤ
ワープロ、表計算、プレゼンテーションソフトの機能を備えた「ThinkFree Office 1.5」のMac OS対応版がリリースされた。これらの機能に加えて、インターネット経由でファイルを保存できるディスクスペースなども統合的に利用できるアプリケーションだ。Javaで作られているため、プラットフォーム間での移植作業が容易であることが1つの大きな特徴である。これまでWindows版や英語版のMac OS版が配布されていたが、日本語版のMac OS版もリリースされた。Linux版も予定されている。これらの各プラットフォームで作られた文書ファイルは完全に互換性があるとしている。ダウンロードしたものについては30日はフリーで使える。また、ネットワーク上のディスクスペースも同様に無償で登録するだけで30日間使える。それ以上の期間を使うには、年間4,850円の会費を支払う。コスト的に見ても安価なオフィススイート製品だと言えるだろう。アプリケーション自体はSwingをベースに作られており、1つのアプリケーションの中で、ワープロ、表計算、プレゼンテーションのそれぞれの文書ウインドウを開くことができるという、いわゆる「統合ソフト」の形式を取っている。Mac OS版は、MRJをインストールしたMac OS 9までのシステム向けである。Mac OS Xのネイティブ版ではないが、Mac OS Xにインストールした場合はClassic環境で実行できる。
ThinkFree Officeはプラットフォームに依存しないで、ワープロや表計算が使えるという点では注目できる。また、インターネット上のストレージを使うことで、1台のマシンに縛られないということにもつながる。一方、Microsoft Officeとの「互換性」を強くうたっているが、そこそこ近い感じにはなっているものの、同一ではない点にも注意が必要だ。ThinkFree Officeの方が機能的には少ないものとなっている。もっとも、シンプルにワープロや表計算を使いたい人だと十分な機能は揃っているとも言えるかもしれない。操作体系もおおむねMicrosoft Officeに従ったものとなっているので、Officeユーザは違和感なく使えるだろう。なお、MRJの制約でディスク名が英語でないと稼働しないなどの制約もあるので、自分にとって実用になるかをまず見極める必要があるだろう。その意味ではフリーで試用できる点は大きなメリットだ。
関連リンク:ThinkFree Office for Mac
カテゴリ:文書作成アプリケーション, Java