Macintosh Developer Online (MDOnline)


2001年6月1日発行号 - Mac OS X ServerのMySQLは後から



明日ぐらいにでもURLを示しますが、WWDCの時の記念写真を公開します。私のKODAKのカメラに収まった覚えのある方は、楽しみにしてください(笑)。とってもローカルな話ですが、Beer Bashのときに某カメラメーカーN社の人(日本語のうまいアメリカ人)が写真とってくれたやつがありますが、思いっきり手ぶれしています。これは陰謀かも(笑)。実は、もうアップはしてあるのですが、写真の画像をそのままアップしたら、でかすぎるので半分にして…という処理をしました。さらに、Mac OS XだとiToolsのHomePageサービスがうまく操作できないような気がしますが、私のところだけでしょうか。TILにはその関連の情報はなかったのですが、いずれにしても、iToolsをインストールしたMac OS 9で作業をしないと、ページを作成したりする作業ができないのです。だから、ちょっと待ってください。すみません。それから、明日か、来週か? ローカスから出た「Mac OS X導入パワフルガイドブック」の記事とともに、読者プレゼントを行います。手元に校正ゲラはあるのですが、実物が届いてからいちおう記事にしたいと思います。そろそろ書店に並んでいるはずです。掌田さんの本以外にも、2冊のMac OS X書籍が出ていますが、思ったよりみなさん本を作ってらっしゃるようですね。いずれにしても、ここを読んでいる出版関連の方は、Mac OS Xのみならず、MDOnline的な書籍やムック等が出版されたら、是非ともいいタイミングでお知らせください。記事にしますし、MacWIREにその記事が掲載される可能性は高いというメリットがあります。できれば、読者プレゼントで何冊かいただけるととてもうれしいです。

◇Mac OS X導入パワフルガイドブック
 http://www.locus.co.jp/news/2001/nc256.htm
(新居雅行 msyk@mdonline.jp


TIL》Mac OS X Server 10.0の初期出荷バージョンにはMySQLは含まれていない

Mac OS X Server 10.0の初期出荷バージョン(Ver.10.0.3)には、データベースエンジンのMySQLは含まれていない。ソフトウエア・アップデートを通じて、近日公開予定となっている。
MySQLはオープンソースのデータベースエンジンでLinuxなどではよく使われている。トランザクションなどの機能がないことや、SQL構文にある程度の限定はされているが、その分シンプルであることから軽く動作することもあり、複雑なロジックを必要としないようなWebベースのシステムでもよく利用されている。

関連リンク:Mac OS X Server 10.0: Advertised MySQL Not Included
カテゴリ:Knowledge Base(旧TIL), Mac OS X Server


WebObjectsを含むWebアプリケーションのセミナーが開催

Webアプリケーション構築に関するセミナー「ウエッブ・アプリケーションソリューション・セミナー」が2001年6月14日(木)に東京お台場のフジテレビ本社で開かれる。ニッポン放送とMOSA(Macintosh OS Software Association)による共同開催となっている。Webアプリケーションが主テーマではあるが、多くの講演テーマはWebObjectsに関連したものとなっている。10:30に開始し、18:30に終了予定だ。基調講演としては、日経BP社の林伸夫氏による「できるところからどんどん作るWebアプリケーション」として、ユーザの立場として書評原稿や業務管理アプリケーションを構築した経験をもとにWebアプリケーションがどういったものかが話される予定だ。そして、アップルコンピュータ株式会社による「WebObjects最新情報ご紹介」、テクニカル・ピット倉橋浩一氏による「WebObjectsとソリューション事例の紹介」と題した講演も行われる。さらに、テクノロジックアートの長瀬嘉秀氏による「XP(エクストリーム・プログラミング)によるビジネス変化に対応できるアプリケーションの開発手法」では、最近急激に話題となった開発手法であるXPについての話が行われる。講師によるパネルディスカッションも開かれる。参加費は20,000円だが、MOSA会員は18,000円で受講できる。

関連リンク:ウエッブ・アプリケーションソリューション・セミナー
カテゴリ:イベント


Mac OS X用のWebブラウザのプラグインを開発するための情報が公開

Technical Notesに、Mac OS Xで稼働するブラウザ用のプラグインを開発するための情報が掲載された。Netscapeによって導入されたWebブラウザのプラグインについては、基本的にはMac OS Xでの稼働も可能であるが、開発する上での違いについて簡潔にまとめられている。まず、Carbon対応としてCarbonLibをリンクすること、carbリソースを含めること、エントリーはmain関数にすること、ProcPtrを使うこと、ファイルタイプはBRPLとすることが記載されている。また、データフォークだけを使ったパッケージに、CFMベースのコードを入れる形態でプラグインをまとめるのがよいとも記載されている。

関連リンク:TN2020:Browser Plugins in Mac OS X
カテゴリ:Technote, 開発情報


TIL》Mailで複数の送信者名を使い分ける方法

Mac OS Xに付属する電子メールソフトのMailで、複数の送信者名を使用する方法が掲載されている。環境設定の「アカウント」で送信者名を設定できるが、アカウントを複数設定すると、メールを作成するウインドウで送信者名をどのアカウントから取ってくるかをポップアップメニューで指定することができる。

関連リンク:Mac OS X 10.0: How to Change "From" Address When Sending Email
カテゴリ:Knowledge Base(旧TIL), 電子メール


TIL》Mac OS XのAddress Bookにある情報を完全に消す方法

Mac OS Xの電子メールソフトMailなどで使えるAddress Bookでは、個人データに写真を貼り付けることができる。しかしながら、レコードを消しても写真のデータは残ってしまう。写真のデータは、~/Library/Images/People/というフォルダに、電子メールアドレスに.tiffを付けたファイル名で保存されているので、不要になった写真画像ファイルはFinderを操作して削除すればよい。

関連リンク:Mac OS X 10.0: How to Remove a Picture from Address Book
カテゴリ:Knowledge Base(旧TIL), 電子メール


TIL》Mac OS X Serverが起動時にストップする場合の原因と対処

Mac OS X Server 10.0が起動時に「Starting Network Filesystem」と表示して起動処理を止めてしまうことがある。これは、自分自身がNFSエクスポートしたものに、自分自身で接続しようとして発生する「ループバック」の症状が起こっていることが考えられる。対処方法としては、バックアップしてあるnetwork.nidbを元に戻すか、ボリュームのマウントを行う設定を解除する。しかしながら、起動しないので、ここではシングルユーザモードで起動して、niclコマンドを使って作業をする必要がある。どんなコマンドを入力すればいいのかが、手順で詳しく記載されている。(niclは、NetInfoのコマンドラインユーティリティで、NetInfoの設定を行うためのもの)

関連リンク:Mac OS X Server 10.0: Computer Stops Responding at "Starting Network Filesystem"
カテゴリ:Knowledge Base(旧TIL), Mac OS X Server


フリーのエディタBBEdit Lite 6.1でMac OS Xネイティブ対応

Bare Bone Softwareは、テキストエディタBBEditのフリー版であるBBEdit Lite 6.1をリリースした。BBEdit自体はアップデートはされていたが、Lite版は約2年前のVer.4.6からすると久しぶりのバージョンアップとなる。まず、Ver.6.1ではMac OS Xネイティブとなった。そして、Navigation ServicesやAppearanceをサポートした。また、QuickTimeの画像変換に対応し、各種の画像ファイルを開いて表示することができるようになった。検索ではgrepの機能に改良が加えられている。英語圏では人気のBBEditであり、HTMLエディタなどとしてもよく利用されている模様だ。しかしながら、日本語の扱いは完全ではない。日本語フォントにして入力はできるが、インライン変換ができないことと、1文字を削除するのにdeleteキーを2回押さないといけない点は、現在のバージョンでも同様である。

関連リンク:BBEdit Lite 6.1
カテゴリ:文書作成アプリケーション