お待たせしました。「Mac OS X導入パワフルガイドブック」の当選者は以下の方々です。4名様は本日発送し、その他の方々は、おそらく来週の後半に発送できると思います。しかし、よく当たる人と、そうでない人がいるのはなんででしょうか…。別に不正をしているわけではなく、私がくじ引きの用紙を作り、名前の部分を隠して妻に渡して、それで適当にあみだくじにし、さらに私があみだの線を適当に継ぎ足して決めています。くじの並び順はメールの到着順にしています。しかし、こうした手法を大きく変えると、もしかすると、流れが変わるのかな? 電子的に募集するようなものを作ることも考えています。
「Mac OS X導入パワフルガイドブック」の当選者(敬称略)
本日送付分:rom、小林 茂、yasu.hirai、bossa
後日送付分:前薗 健一、津村、takehara、ぽもな、焼酎天国!、
久保木真人、渡辺純一、徳冨、加藤@ローラン、郷古 直仁
それから、mdonline.jpが使えるようになりました。順次、サイトを移動させますが、基本的には従来のアドレスは殺さないようにします。
次回の発行は、月曜になります。土日は発行はありませんので、よろしくお願いします。
(新居雅行 msyk@mdonline.jp)
Technoteに、Mac OS Xで稼働するプログラム中でのファイル指定の手法についての文書が掲載された。従来のMac OSではFSSpec型が使われていたが、ロングファイル名に対応していないことやUNICODE対応でもないことから、その使命は終わったとしている。そして、ファイルの指定にはtypeFileURLという形式のものを使うことを提唱している。これはCore FoundationのURLデータの管理機能を使ったもので、UTF-8によるエンコードで、ファイルをURLとして参照するといったものだ。エイリアスやファイル参照では実際に存在するファイルを直接参照する形式であり、存在しないファイルの参照は必ずしもできない。しかしながら、typeFileURLは名前で参照する弱い参照であるとしている。そして、AppleEventでのファイルの伝達や、あるいはNavigation Servicesで表示されるダイアログボックスでの選択や指定した結果を、typeFileURLで処理をするということが説明されている。URLをAEDescに変換したり、逆にURLデータに変換するプログラム、Navigation ServicesのダイアログからURLとして結果を取り出す方法、typeFileURLからFSRefを作成するサンプルプログラムなどが掲載されている。ファイルの指定はプログラムの中では重要な要素であるだけに、Mac OS Xでのアプリケーションを作っている人は、このTechnoteに記載された情報をどういう形で自分自身で作成しているプログラムに取り込むかを検討する必要があるだろう。
関連リンク:The Death of typeFSSpec: moving along to typeFileURL
カテゴリ:Technote, Mac OS X
SLPベースのサービスのブラウジング機能をMac OSでは各バージョンでサポートされているが、Mac OS X Server自体は、「ローカルネットワーク」というスコープ(Neighborhood)にデフォルトでは所属している。Mac OSのネットワークブラウザや、Mac OS Xの「サーバへ接続」では、「ローカルネットワーク」にサーバ名が登場するはずだ。規模の大きなネットワークでは、スコープをいくつか作成して分類したいと考えるかもしれない。その場合には、Set SLP Neighborhoodというアプリケーションを使って、Mac OS X Serverのマシンを異なるスコープに所属させることができる。このアプリケーションは、/Applications/Utilitiesにある。
関連リンク:Mac OS X Server 10.0: How to Set SLP Neighborhood
カテゴリ:ネットワーク管理, Mac OS X Server
Mac OS X ServerのDHCPサーバを利用しているクライアントの一覧をServer Adminで表示したとき、Mac OS Xのクライアントは、コンピュータ名が参照できず、ハードウエアのアドレス(MACアドレス)だけが見えている。これは、不具合ではなく、意図した動作である。
関連リンク:Mac OS X Server 10.0: Mac OS X DHCP Clients Do Not Provide a Computer Name to Server Admin
カテゴリ:ネットワーク管理
Mac OS X ServerのAppleShareファイルサーバ機能は、ネットワーク内に同一のコンピュータ名を持つ別のマシンがある場合、サーバが動作しない。また、その警告も表示されない。AppleShareのログにはメッセージを残す。コンピュータ名を重複しないように、ネットワークの設定を各マシンで行う必要がある。
関連リンク:Mac OS X Server 10.0: AppleShare Does Not Start When Duplicate Computer Names Exist
カテゴリ:サーバー製品
Mac OS X Server 10.0で、NSFによる共有フォルダのエクスポートのやり方が、紹介されている。Server Adminアプリケーションでは、「一般」のタブで、「共有」というアイコンがあり、そこで公開するフォルダを指定する。フォルダを指定した後に表示されるダイアログボックスで、ポップアップメニューから「NFSアクセス制御」を選択することで、NFSでのエクスポートの設定ができる。また、エクスポートしているディレクトリの一覧を表示するには、showmountコマンドや、nidumpコマンドを使う方法が説明されている。
関連リンク:Mac OS X Server 10.0: How to View NFS Exports
カテゴリ:サーバー製品, Mac OS X Server
Mac OS X Serverで、NetInfoのペアレントに対して、ブロードキャストでバインドするための設定が説明されている。同じ内容が、Server Adminのヘルプにも記載されているが、このTech Info Libraryに記載されているのは異なる方法だと説明されている。NetInfo Managerを使った設定の方法について、手順が細かく記載されている。
関連リンク:Mac OS X Server 10.0: How to Set Up a NetInfo Parent for Broadcast Binding
カテゴリ:ネットワーク管理
プリントログは最新の情報には更新されないため、Server Adminをいったん終了して再度ログインしないと、その段階での最新の状況を表示することができない。
◇Mac OS X Server 10.0: Multiple Copies of Same File Appear as One in Print Service Log
http://til.info.apple.com/techinfo.nsf/artnum/n106336
Mac OS X Serverのプリントサーバのログでは、複数のページの印刷をした場合でも単一のログだけが残る。これは、現在のバージョンの機能制約となっている。
関連リンク:http://til.info.apple.com/techinfo.nsf/artnum/n106342
カテゴリ:サーバー製品, Mac OS X Server
Mac OS X Serverでは、共有の設定をZipディスクに対しては行うことはできない。設定ダイアログで選択できないなどの症状になる。これは、動作としては正しいものである。Zipの内容を共有したいのならハードディスクにコピーする必要がある。
関連リンク:Mac OS X Server 10.0: Zip Disks Cannot Be Share Points
カテゴリ:サーバー製品
Mac OS X Serverは、マルチプロセッサ向けの最適化がなされているが、NFSの機能を利用する場合に問題がある。そのため、NFSのサービスを起動した場合には、マルチプロセッサの最適化はオフにされるようになっている。マルチプロセッサの最適化を行うようにするのは、NFSサービスを停止してマシンを再起動する。なお、NFSのクライアント機能を使う上ではマルチプロセッサの最適化はオフにはされない。
関連リンク:Mac OS X Server 10.0: NFS Service Disables Multiprocessor Optimization
カテゴリ:サーバー製品, Mac OS X Server
ゲストでAppleShareサーバにログインしたユーザが作成したフォルダは、管理者ユーザには削除ができないアクセス権となっている。もし、削除をするためにはルートの権限が必要になる。Terminalでsudoコマンドを使って削除を行うか、Finderにログインするときにrootというログイン名と、管理者のパスワードを使ってログインをして、Finder上で作業を行うかをすればよい。
関連リンク:Mac OS X Server 10.0: Deleting Guest-Created Folders Requires root Access
カテゴリ:ユーザ管理
WebObjects 4.5.1(Mac OS Xで稼働するObjective-Cベースのアプリケーション開発・稼働用バージョン)をインストールした後、アップデータを適用する必要がある。そのアップデータの情報や、WebObjects自身をMac OS Xと同じボリュームにインストールしなければ動作しないことが記載されている。なお、このアップデータは、稼働環境には必要はなく、開発環境にだけ必要となる。また、このバージョンをHP-UXで使ったときの問題点についても記載されている。
関連リンク:WebObjects: WebObjects 4.5.1 インストール後の処理
カテゴリ:Tech Info Library-J, WebObjects
◇106319JN:Mac OS X Server 10.0: 初期バージョンには MySQL 機能が含まれていません
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=106319
◇120015JC:MySQL: Mac OS X Server 10.0.3 で利用できる MySQL ソフトウェアについて
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=120015
MySQLはMac OS X Server 10.0の初期出荷版には組み込まれていない。上記のページからダウンロードしてインストールを行う。ダウンロードできるのは、MySQL 3.23.32となっている。
カテゴリ:Tech Info Library-J, サーバー製品, Mac OS X Server
Tech Info Library-Jに掲載された日本語の文書で、Mac OS X絡みのものをまとめておいた。
◇60850JN:コンピュータのハードディスク上にインストールされている Mac OS 9.1 と Mac OS X について
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=60850
Mac OS 9.1とMac OS Xの両方がインストールされているマシンに含まれている解説文書。システムの切り替えやリストアの方法がまとめられている。
◇60847JN:Apple Software Restore: 複数のディスクにリストアする方法
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=60847
Mac OS XとMac OS 9.1の両方がインストールされているマシンの、システムのリストア方法
◇25297JN:Power Mac G4 (Gigabit Ethernet): 追加ディスク上の Mac OS X に Apple CPU Plugin をインストールする
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=25297
起動ディスク以外にMac OS Xがインストールされているなら、そのボリュームを片づけてから、Apple CPU Pluginをインストールする必要がある。
◇25305JC:Mac OS X 10.x: Classic 環境での Mac OS 9 コントロールパネルの使用
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=25305
Classic環境側のコントロールパネルについての動作や制約についてまとめられている。
◇25271JN:TechTool Deluxe: Mac OS X 10.0 で使用すると誤った「問題」が報告される
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=25271
Apple Protection Planに含まれているTechTool DeluxeはMac OS 9で使う必要がある。Mac OS Xだと問題がないのに問題があるように報告される。
◇106252JC:Mac OS X 10.0: AirMac は UFS パーティションで動作しない(修正)
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=106252
◇25176JC:Mac OS X 10.0: SCSI Card Updater に関する情報と、ソフトウェアのダウンロードサイトについて(修正)
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=25176
◇106218JN:Mac OS X 10.0, PowerBook: モニタ切り替えにはシステム終了が必要です(修正)
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=106218
◇100421JO:Mac OS X 10.0: AppleWorks アプリケーションが予期せず終了する(修正)
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=100421
カテゴリ:Tech Info Library-J, Mac OS X
Tech Info Library-Jに掲載された日本語の文書で、Final Cut Pro 2.0関連のものをまとめておいた。
◇25294JN:Final Cut Pro 2.0: Pro Tools を使用するために OMF フォーマットでオーディオを書き出す
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=25294
サウンドのトラックを別のアプリケーション(ProTools)で編集するためにデータを書き出す方法が解説されている。
◇60820JN:Final Cut Pro 2.0: Cleaner 5 システム機能拡張のコンフリクト
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=60820
Cleaner 5の機能拡張がビデオ取り込みなどを妨害する場合がある。
◇31357JN:Final Cut Pro 2: 反転したアルファチャネルを使っているネスト画像
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=31357
Ver.1.2.5の文書でネストしたアルファチャンネルやドロップシャドウがあると、問題が発生することがある。
◇31356JN:Final Cut Pro 2: Aurora Igniter カードを使って“今すぐ取り込む”
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=31356
Aurora Igniterカードを使った場合の注意点。
◇25309JN:Final Cut Pro: バッチ取り込みでコマ落ちの警告が表示される
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=25309
PowerBookやiBookでコマ落ちすることがある。QuickTime 5.0.1でその問題が解消されるはずである。
カテゴリ:Tech Info Library-J, ビデオ編集
Tech Info Library-Jに2001年6月7日に公開された文書のうち、別掲の記事以外の以下の記事が掲載された。
□サポート
◇14724JC:アップルサポートの Web サイト
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=14724
サポートサイトの紹介と、リンクが掲載されている。
□システム
◇24824JN:Mac OS:「コードフラグメントを準備できませんでした」メッセージ
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=24824
起動時にこのメッセージが出れば、システムのリストアをする。
◇60849JN:Mac OS 9: 光学式ドライブのメカニズムとファームウェアバージョンを調べる方法
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=60849
Appleシステムプロフィールを使うが、表示のどの部分を参照すれば、メカニズムやバージョンが分かるかが解説されている。
□ネットワーク
◇106139JN:AppleShare IP 6.3.x: マルチユーザ設定が Mac OS Server Admin のリモート機能の使用を妨げる
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=106139
AppleShare IPを稼働させるサーバでマルチユーザ機能を使うと、リモート管理の機能が強制的に終了すると言った問題を生じる。サーバマシンではマルチユーザ機能は使わないようにする。
◇58414JN:AirMac Wireless Communications: よくお問い合わせいただく質問と解答 (1/3)(修正)
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=58414
◇75002JN:QuickTime Streaming Server 2.0: ライブオーディオまたはライブビデオをストリーミング配信する(修正)
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=75002
□アプリケーション
◇60848JN:DVD Studio Pro 1.0.1: MPEG 2 を PAL にエンコードするとフレームが切り取られる
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=60848
この問題は将来解決する。NTSCのエンコードでは問題はない。
◇58824JN:iTunes: Rip、Mix、Burn について
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=58824
iTunesで使われているこれらの用語の解説。
□ハードウエア関連
◇58767JN:Apple Studio Display 17 (LCD): 互換性
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=58767
ADC対応のビデオカードを装着したマシンが対応機種となる。
◇58671JC:Apple Studio Display LCD (ADC): タッチスイッチについての情報(修正)
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=58671
◇58830JC:Apple ADC Displays: コンピュータ本体とは別に電源を切ることはできません(修正)
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=58830
◇88059JN:PowerBook G4: バッテリの取り外しおよび取り付け方法(修正)
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=88059
◇88070JN:Power Mac G4: Apple Pro Mouse の使用時にコンピュータが応答しなくなる(修正)
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=88070
◇58418JN:Power Mac G4: 機種の見分け方(修正)
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=58418
◇60432JN:iBook: ホットファンクションキーの使用方法(修正)
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=60432
◇43038JN:トラブル克服ハンドブック: CD から起動する(修正)
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=43038
◇60446JN:液晶ディスプレイの手入れ方法(修正)
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=60446
◇58474JC:iMac (Slot Loading): 技術仕様(修正)
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/artnum?id=58474
カテゴリ:Tech Info Library-J