Macintosh Developer Online (MDOnline)


2001年7月6日発行号 - WebObjectsのセミナー



今日はWebObjectsのセミナーがあったのですが、すみません、実は通院の日だったので、満足にセミナーを聞くことができませんでした。後半だけでも聞いてもよかったのですが、それをすると、この時間でも発行ができなくなるため、今回は失礼させていただきました。関係者の皆さん、ほんとうにすみません。ちょっと強引な記事でほんとうに申し訳ないです。
それから、Tech Info Library-Jで新しい文書が大量に公開されておりますが、ほとんどは英語版でお届けした内容です。明日にでもサクっと記事にします。
さて、PowerBook G4を買って、余ったFireWire版PowerBook(400MHz/6GB/64MB)ですけど、先日Champに売りに行きました。その場で査定かと思ったけど、1時間後に来てくれと言うのでまあ、時間をつぶして…。それで、上限は11万円と言われましたが、買い値は10万きっちりでした。PowerBookに加えて、128M、256Mのメモリも合わせてのこの値段です。メモリは背が高いので、G4には使えなかったので、買い取ってもらおうとしたわけです。さすがに、傷が多いので、値引きさせてもらうと言われてしまいました。出歩くときにはいつも持ち歩いていたから、傷は仕方ないですね。メモリは今安いので、値段なんてないに等しいとか…。だけど、買ったときの価格は30万ほどですから、だいたい、15ヶ月使ったとして、1日あたり450円ほどのコストだと言えますね。そう思うと安いかと思いますが、いずれにしても、買い値が高いうちに売ることができてよかったかなというところです。個人的にはブラックのPowerBookのデザインはけっこう気にはいっていて、手元においておこうかなとも思っていたのですが、まだまだそこそこの値段で売れそうなので、金に目がくらんでしまいました(笑)。私はそれほどのコレクターではないのです(笑)。ただ、永久保存をきめているのは、Macintosh Plus、Macintosh SE/30です。Plusは出窓のところにずっと飾っていますからね。
(新居雅行 msyk@mdonline.jp


WebObjects 5のセミナーが開催、ソリューション事例などを公開

2001年7月6日、東京国際フォーラムにおいて、「WebObjectsアドバンテージセミナー」が開催された。約1週間前の6月28日には大阪でも同じようにセミナーが開催されており、WebObjects 5の情報やあるいはソリューション事例を知るために数多くのデベロッパーなどが集まった。MDOnlineでは残念ながら諸般の事情によりセミナーの一部の時間しか会場を訪れることができなかったのであるが、会場の雰囲気などをお届けしよう。
プログラムでは、前半がWebObjects 5の概要や、デモ、技術説明を、Appleの担当者が行うといったものだった。すでにWebObjects 5については何度も記事でお伝えしてしている通りであるが、そうした話に加えて、待望の日本語版マニュアルの発行についても近々行われることが公開された。リファレンスについては日本語化はされないものの、Getting Started with WebObjectsやDploying WebObjects Applicationsなどのドキュメントが日本語でリリースされる。リリースは7月を予定している。
プログラムの後半は、ソリューション事例を中心としたものだ。業務システム開発事例や、CRMのソリューション事例、いつも注目を集めるCyberFrameworkといったテーマで講演が行われた。また、会場の一角ではデモ展示コーナーとして、合計9社のソリューション事例などを、講演の合間や前後の時間帯にデモをしていた。
無料でのセミナーとは言え、800席ほどの会場はほぼ満員となり、WebObjectsへの注目の高さは相変わらず変わらないと言えるだろう。また、2000年初頭にもWebObjects 4.5の発売時にはやはりたくさんの来場者を集めたセミナーが開催されたが、その時よりもさらにソリューション事例をより強くアピールできる状況になってきていると言える。着実に実績を積み重ねてきているWebObjectsであるが、Mac OS Xでの正式サポートやJava化といった今までとは違った方向性も出始めているだけに、WebObjects 5の動向は今後も目を離せないところだろう。

関連リンク:WebObjects
カテゴリ:WebObjects, イベント


REALbasic 3.5a4が公開、機能の追加やバグ修正

REALbasicの次期バージョンVer.3.5のアルファ版について、4つ目のリリースが行われている。REALbasic 3.5a4では、MemoryBlockにより、メモリから文字列やColor値などを取り出すアクセッサーを利用することができるようになった。また、RbScriptではarraysをサポートし、配列の要素数を変更したり上限値を得る関数がすべての配列タイプで利用できるようになった。その他、コードブラウザやメニューエディタの改良、バグフィックスなどが行われている。

関連リンク:REALbasic 3.5Alpha
カテゴリ:REALbasic


Dockのアプリケーションアイコンの位置に描画を行うサンプルプログラム

サンプルコードとして公開されたTilerは、Mac OS XのDockに任意の画像を描画する方法を解説したものだ。通常はアプリケーションのアイコンがDockに表示されるが、アプリケーションがDockのアイコン領域に描画を行うことができる。QuickDrawを使った方法と、Core Graphicsを使った方法が示されているが、HumanInterfaceToolboxというフレームワーク(Carbonに含まれている)によって提供される機能である。Carbon.h→HIToolbox.h→MacApplication.hとたどったところに、Dockへ描画を可能にするAPIの解説がある。サンプルアプリケーションは、nibベースのCarbonアプリケーションである。アプリケーションを起動するとウインドウにボタンが表示され、それによってDock上のアイコンにグラフィックスが描かれる。また、アプリケーションのアイコンに重ねてグラフィックスを表示するといったサンプルもある。従って、ボタンをクリックして呼び出される部分(具体的には、QuickDraw.c、Quartz.c、Badge.cのように独立したソースになっている)を参照すれば、すぐにでも情報は得られるだろう。その部分を利用して修正することで、自分で作っているアプリケーションに比較的容易にDock描画の機能が組み込めると思われる。また、Demoメニューから、Convert Guyを選ぶと別の画像処理のサンプルも見られる。

関連リンク:Tiler
カテゴリ:アップルからの開発資料, ユーザインタフェース


TIL》PPP接続のログを残す方法と、Consoleを使ったログファイルの参照

Mac OS Xで、PPP接続のログを残す方法が、Tech Info Libraryに掲載された。システム環境設定の「ネットワーク」にある「内蔵モデム」のPPPのタブで、「PPPオプション」ボタンをクリックする。そこで表示されるシートの「詳細なログを作成する」のチェックボックスをオンにしておく。ログを見るには、UtilitiesフォルダにあるConsoleを利用する。Consoleを起動して、「ファイル」メニューの「ログを開く」(Command+O)を選択する。このダイアログボックスでは、Finderで非表示になっているディレクトリも参照できるが、/private/var/tmpにあるppp.logを見ればよい。新たなウインドウにログが表示される。

関連リンク:Mac OS X 10.0: How to Create and View a PPP Connection Log
カテゴリ:Knowledge Base(旧TIL), インターネット全般


TIL》CarbonLib 1.3.1でClassicとネイティブアプリ間のドラッグ&ドロップができない

CarbonLib 1.3.1をMac OS 9.1にインストールしたClassic環境と、Mac OS Xのネイティブ環境の間で、ドラッグ&ドロップが機能しなくなるという不具合があることが、Tech Info Libraryに掲載された。対処法としては、CarbonLib 1.2.5にバージョンダウンすることとなっている。

関連リンク:Mac OS X 10.0: Drag and Drop Does Not Work as Expected After CarbonLib 1.3.1 Is Installed
カテゴリ:Carbon/CF


TIL》Mac OS Xのシステムが起動しなくなったときには、「起動ディスク」で再選択

Mac OS Xをインストールしたマシンで、起動時に?マークが表示されて起動しないときや、あるいは意図しないシステムで起動してしまう場合の対処方法が、Tech Info Libraryに掲載された。その場合は、まずMac OS 9.1で起動をする。起動できない時には、CD-ROMで起動を行う。そして、「起動ディスク」コントロールパネルで、Mac OS Xのシステムを選択すれば良い。「起動ディスク」コントロールパネルは、Ver.9.2.1以降を使うが、CD-ROMで起動した時にはアップルメニューからではなく、ハードディスクのClassic環境向けのシステムにあるVer.9.2.1以降の「起動ディスク」を使うようにする。

関連リンク:Mac OS X 10.0: Flashing Question Mark Appears; Computer Starts up From Wrong Operating System
カテゴリ:Knowledge Base(旧TIL), Mac OS X