Macintosh Developer Online (MDOnline)


2001年7月30日発行号 - SnapZがX対応



土曜日は久々のライブ出演、日曜日は友だちの発表会と、なんか、シロウト音楽週間でしたが(笑)、この手のアナログ系のイベントはほんとに昔と変わりません。特に土曜日の対バンは高校時代に結成して20周年とかいうバンドで、曲調もなんかその時代のものだったので、高校のときの文化祭を思い出して妙に懐かしくなったりしました。ただ、昔との違いは、終わってからでして、打ち上げは当然宴会なんですが、酒をのみながらPowerBookを広げてDVビデオから撮影結果を取り込み、それでうちに帰ってiMovieでさっさと編集したり、デジカメの画像を集めてきたりと、後処理は数年前とえらい違いがあります。(PowerBookに醤油のシミがぁ…。)しかも、ライブが終わってからも、あれこれ編集して遊べるということにもつながりますね。今までのマシンだと、iMovieはチト重いソフトでしたけど、今はPowerBook G4を使っていますのでやっとまともに編集できるかなというところです。遅いマシンだと、iMovieでの作業って思った通りに行かないというか、試行錯誤するところまで行かないけど、そこそこレスポンスがいいと、大体分かってきて、あとはサクサクできるというところです。となると、一瞬カメラも欲しいと思うところだけど、今回のライブでも、何本カメラが立っていたことか(笑)。幼稚園の運動会でもすごいらしいですね。自分で買わなくてもなんとかなりそうだし。と思ったら、CD-ROMじゃなくてビデオで欲しいという電話があったのですが、それでも、DVカメラと新iBookを持っている友だちに、FireWireのHDDで渡してDVアウトしてくれで済んでしまいますね。ただ、やっぱりこうなると、むしろDVD作りたくなるんですよね〜。
(新居雅行 msyk@mdonline.jp


画面キャプチャーを作成するSnapZがMac OS Xに対応、シャドウを含むショットも撮影可能

Mac OS 9.xでもよく使われている画面キャプチャー作成ソフトのSnapZのMac OS Xネイティブ版がAmbrosia Softwareから正式にリリースされた。画面キャプチャー作成はMac OS Xの標準機能としても使えなくはないが、キー操作で次々に画像ファイルに保存される点から、効率的にキャプチャーファイルを作成するにはなくてはならないユーティリティである。Mac OS Xではウインドウにシャドウができりるが、ウインドウとそのシャドウだけを含むキャプチャーが作成できる点は大きな特徴となるだろう。また、SnapZ自体はバックグランドアプリケーション的に動き、Dockにアイコンはあらわれない。しかしながら、プロセスの一覧には出てくる(この動作の実現方法にも興味があるところだが、外見からは判断できないだろう)。キー操作で呼び出すわけである。初期設定はCommand+Shift+3になっているが、まずこのキー操作でSnapZのダイアログボックスを呼び出して、そしてキーの変更をすればよい。従来のバージョンから画面のムービー制作もできるが、その機能もMac OS X版に組み込まれている。ただ、理由は不明だが、筆者の環境では、ムービーへの保存時にエラーが出た。なお、日本語向けのリソースも含まれているのだが、ダイアログボックスの定義などは英語のままになっているため、日本語環境でも英語のダイアログボックスがでてくる。将来に組み込まれる予定の機能として、国際化にきちんと対応するということが記載されている。価格は、ムービー保存が可能なバージョンが$49、画面キャプチャーだけのものが$29となっている。従来のバージョンSnapZ Pro 2からのアップデートも受け付けており$10のディスカウントとなっている。

関連リンク:SnapZ Pro X
カテゴリ:グラフィックスアプリケーション, ユーティリティ


WebObjectsのEOF関連のマニュアルが2種類日本語版として公開

WebObjectsの日本語マニュアルが、新たに2冊分公開された。1つは「Enterprise Objects Framework Tools and Techs」で、122ページのPDFだ。Enterprise Objects Frameworkは、データベースの内容をオブジェクト化して処理を可能にするWebObjectsの重要なコンポーネントだ。そのオブジェクト化のモデル定義を行うアプリケーションであるEOModeloerの使い方や、モデル定義のさまざまなテクニックが説明されている。公開されたもう1つのドキュメントは「Enterprise Objects Framework Developers Guide」で、こちらは280ページのPDF文書である。EOFの基本概念、ビジネスロジックの実装、アプリケーションロジックの実装といったより詳しい内容となっている。WebObjectsでのアプリケーション構築では、EOFの理解は欠かせない内容だけに、深い理解は開発能力の向上には大いに役に立つだろう。文書の分類上は、WebObjects 4.xとなっているし、EOModelerはWindowsで稼動した状態の画面ショットが掲載されている。だが、内容的には特に概念についてはMac OS Xでの開発やWebObjects 5でもそのまま有効だろう。ツールやデータベース接続についての若干の違いが4.xと5の間にあることを理解しておけば問題ないと思われる。

関連リンク:WebObjects日本語版技術マニュアル
カテゴリ:アップルからの開発資料, WebObjects


4DからJDBCドライバを経由してデータベース接続するデモアプリケーション

論理工房は、同社のJExternal(4D内からJavaのクラスを利用できるようにするプラグイン)を使ったアプリケーションのサンプルをアップデートすると共に、一部のソースコードを公開した。公開されているデモアプリケーションの「JEXJDBCDemo_140」は、4th DimensionからJDBCドライバを使って、Openbase、Oracle、Sybase(ASE/ASA)、SQL Server(7/2000)、DB2、 PostgreSQL、MySQLと接続する。Mac OSでは、MRJ 2.1以降で移動するが、4D自体はMac OS Xネイティブではないので、Mac OS XではClassic環境で稼動する。デモの動作には4D Ver.6.0憩うが必要だが、4Dのエンジンを組み込んだアプリケーションおよびWindowsm版も用意されている。そして、4DとJDBCドライバとの仲介の役目をするJavaクラスライブラリ「JDBC_PseudPlugin_140.jar」のソースを公開した。CodeWarrior 6で作成されている。

関連リンク:論理工房:お知らせ
カテゴリ:データベース, Java


TIL》メモリの利用状況を確認するには、topコマンドを使う

Tech Info Libraryに、topコマンドを使ってメモリの利用状況を詳しく参照できることが文書として掲載された。なお、このコマンドを含めて、メモリの利用状況を確認するいろいろな方法が書かれた文書がすでに掲載されており、この文書はそこからの抜粋である。Terminalでtopコマンドを入力すると、仮想記憶の利用状況や、プロセスごとのメモリ利用状況が、Terminalの画面に表示され、1秒ごとに内容が更新され、ある程度はリアルタイムにメモリの利用状況を確認できる。

関連リンク:Mac OS X 10.0: How to View Memory Usage With the "top" Utility
カテゴリ:Knowledge Base(旧TIL), Mac OS X


TIL》PowerBook G4などでMac OS XからMac OS 9に切り替えた時にサウンドが出なくなる

PowerBook G4およびFireWire搭載のPowerBookで、Mac OS Xを使った後にMac OS 9に切り替えると、サウンドが出なくなるという現象があることに付いてTech Info Libraryに掲載された。回避するには、システム環境設定の起動ディスクの設定で、Mac OS 9のフォルダを指定し、その後にいったん「システム終了」を行う。そして、電源ボタンを押してMac OS 9で起動することでサウンドは正しく出てくるようになる。この問題の原因については現在調査中である。

関連リンク:PowerBook: Stops Making Sound After Switching From Mac OS X 10.0 to Mac OS 9
カテゴリ:Knowledge Base(旧TIL), PowerBook


TIL》Dual USBのiBookでMac OS Xのスリープ後に反応しなくなることの対処

Dual USBのiBookで、Mac OS Xのスリープ機能が働いた後、反応しなくなる件についての文書がTech Info Libraryに掲載された。反応がなくなると、Command+Control+パワーボタンで強制リセットするしかない。回避するには、スクリーンセーバーのモジュールとしてBasicを選択しておけばよい。システム環境設定で設定を変えておく。この現象は、Mac OS X 10.0.4で出る。

関連リンク:iBook (Dual USB): Computer Stops Responding After Waking From Sleep
カテゴリ:Knowledge Base(旧TIL), iBook