大変申し訳ないのですが、体調が思うように回復しないため、MDOnlineを事実上の休刊状態とさせていただきます。もっとも、出版業界では休刊といえば実は廃刊のことだったりしますが、そうではなく言葉通りのお休みをいただきます。休刊させていただいて、静養させていただくというところです。いつごろ復帰するのかはちょっと目処が立ちません。これから検査などを行うため、その結果次第、また回復の状態次第というところですが、いずれにしても、ときどきはメールをお届けするようにいたします。なお、休刊ではありますが、私以外の連載記事については書いていただけるようにお願いをしていますので、時々、発行があるという感じになるかと思います。
それで、復帰後に、休刊の期間に合わせて、購読期間などを考慮させていただきます。実際には、9月後半あたりは半分休刊みたいなものなので、その点も考慮させていただきます。ただし、9月いっぱいで購読期限が切れる方については、10月の初頭にアカウントの削除をさせていただきます。通常はその折りに10月に期限が切れる方々にメールを送りますが、復帰後に更新のお知らせをまとめてさせていただきますので、よろしくお願いします。購読の更新は、復帰後にしていただく方がよろしいかと思います。
最初はこれほど長引くとは全然予想もしていませんでした。腸炎の症状はもう直っているみたいなのですが、胃とか腸が重苦しい感じになるのです。その症状がひどく出ていたのですが、医者からもらった死ぬ程にがい漢方薬で少しは緩和されている感じもします。実は、同じような症状に、MDOnline発行前の3年ほど前にもなったことがあるのですが、そのときにかかっていた医者はちょっと困ったもので、「もう胃は直った、これ以上痛いのなら、整形外科に行け」なんて言う人だったので、仕方なく家で静養してしのぎました。だけど、今かかっている医者はそういうことはなくて、きちんと調べようとしてくれるので、少しは安心かなとも思います。だけど、すぐに快方に向かうという感じはしないので、いったんMDOnlineを休刊とさせていただきます。Mac OS X 10.1がリリースされた重要な時期だけに非常に残念なのではありますけども、やはり身体が言うことを聞かない限りは仕事もできませんので、しっかり直すの先決だと考えました。私から言うのも何ですが、みなさんも身体に気をつけて、健康を維持して下さい。
(新居雅行 msyk@mdonline.jp)
Mac OS Xのファイル管理に関する情報について、訂正しなければならないことがある。2001年3月31日に発行した記事の「Browsing Mac OS X》Carbonアプリケーションでロングファイルネームに対応するには」では、Mac OS XのHFS+フォーマットのボリュームでは、UTF-8フォーマットで記録されているという旨のことを記載している。しかしながら、Technical Note 1150によれば、UNICODEで255文字までのファイル名やフォルダ名の保持ができると記載されている。したがって、素直に解釈すると、UTF-16でファイル名が保持されているということになる。
◇Technote 1150: HFS Plus Volume Format
http://developer.apple.com/technotes/tn/tn1150.html
ただ、Mac OS X 10.0については、実際には255文字の日本語文字列をファイル名に設定するといったことはできなかった。どこかで、UTF-8化と255バイトでのカットが行われていることは明白である。また、シェルスクリプトでも、UTF-8の漢字ファイル名を認識していた。こうした事実から、HFS+はUTF-8であると解釈していたが、この点については間違っていたようで、訂正したい。
この点について、ウォーターの渡辺竜生さんがMac OS X 10.1のプレス向けブリーフィングのときに確認をしてくれたので、その内容をお伝えしたい。(渡辺さんにはこの場を借りてお礼を申し上げます。)
それで、HFS+でのエンコードは確かにUTF-16であるけど、Mac OS X 10.0で日本語文字列が80数文字で切られてしまったのは、なんらかのバグであるということだ。ただ、バグ修正をいろいろなところに渡って行ったので、どの部分のバグなのかということについては明確には分からないそうである。いずれにしても、Mac OS X 10.1からは、日本語でも255文字までのファイル名を扱えるということになったというわけである。
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