Cocoa本が今月末に2冊同時に発売されます。まあ、フライング気味ではあるのですけど(笑)、注目してほしいので、とりあえず記事にしました。ほんとに偶然ですが、ほんとですよ(笑)。ごく一部の方々は、「サンノゼのコンベンションセンターで、クロワッサン食いながら打ち合わせしたんだろう、お前ら!」と思っているかもしれませんが、そんなことはありません。ほんとに偶然です。ローカスの方はもちろん、プレゼント本を確保しておりますが、広文社さんにもお願いしています。プレゼントは、たぶん、来月になると思います。
それから、本日はまた新しいプレゼントがあります。JavaOneの展示会のチケットをアップルコンピュータ様よりいただきました。で、確認が間に合わなかったのですけど、JavaOneの展示会は、参加者とスポンサーからの招待券がないと入れないというのが基本方針となっているそうです。ですから、参加申し込みなどなしに、フラっと行って見てみようかと思って行っても入れないかもしれないですね。だから、カンファレンスまでは…という方で展示は見たいという場合には、ちょっとハードルは高いかもしれません。その意味では、今回のプレゼントは、プレミアものと思います。
なお、私はJavaOneはプレスで入場して、いちおうMac OS Xのセッションは必ず取材をする予定です。他に興味あるのセッションはたくさんあるのですが、「記事にしてほしい」というリクエストがあればおっしゃってください。可能な限り対処したいと考えていますが、全日張り付くことはできませんので、よろしくお願いします。
===============================プレゼント
JavaOneのスポンサー招待券(10枚、アップル様ご提供)
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Mac OS Xのプログラミングに関する情報が少ないとお嘆きの方も多いかもしれないが、そんな嘆きも今月限りかもしれない。2001年11月27日には、Cocoaのプログラミング本が2冊同時に新発売される予定となっている。
まず1冊は、MDOnlineでの連載記事「Cocoaはやっぱり!出張版」や、「Cocoaはやっぱり!」のWebサイトで評価の高い鶴薗賢吾氏による『Mac OS Xプログラミング入門 Cocoaはやっぱり!』(広文社、\3,800)だ。Objective-Cを使ったCocoaアプリケーションのプログラミングの入門書である。鶴薗氏のサイトではすでにかなりのコンテンツが公開されているが、それをもとに見直して全面的に手を入れ、サンプルを加えるなど内容は大きく充実しているようだ。
◇site-aro
http://www.big.or.jp/%7Ecrane/
一方、『MacOS X Cocoaプログラミング』(ローカス、\4,800)も同じ日に発売が予定されている。筆者は札幌医科大学の中村正弘氏で、2000年10月に福岡で開催されたセミナーや、2001年2月のMacworld会期中に開催されたセミナーの講師も務めている。Mac OS X 10.1に完全対応し、Cocoaの基礎からを徹底的に解説した、528ページの手ごたえのある書籍だということだ。ソースを収録したCD-ROMも含まれる。
◇ローカス
http://www.locus.co.jp/
MDOnlineでは、実際に出版されてから、これらの書籍の書評についてもお届けする予定である。
カテゴリ:雑誌、書籍, Cocoa
2001年11月28〜30日にかけてパシフィコ横浜で行われるJavaの開発者向けイベント「JavaOne」のスケジュールが発表されている。カンファレンス中心のイベントではあるが、展示会も開催される。カンファレンスの登録料金は、11月23日までなら98,000円、それ以降は128,000円となっている。なお、カンファレンスの登録で展示会も入場できるが、展示会だけの場合でも入場料は必要となっている(Webサイトでは金額等は公開されていない)。
AppleはGoldスポンサーとなっているが、直接的に関連するセッションとしては、2001年11月29日(木)の15:00〜16:00の予定で『JavaTM Technology on Mac OS X: The Java 2 Platform, Standard Edition (J2SETM) and much more!』の1つである。Java 2 Standard Editionを搭載したMac OS Xの利点をアピールする模様で、Swingで使えるAquaのルック&フィール、HotSpot、QuickTime for Java、開発ツールなどが項目として挙げられている。
JavaOne全体としては、WebサービスやXMLといった新しい技術、携帯機器で使われ得るJava ME関連、サーバテクノロジーのJava EEなど、技術的な話題やあるいはビジネス展開をからめた話題などたくさんのセッションが用意されている。
関連リンク:JavaOne
カテゴリ:Java, イベント
ミュージックプレイヤソフトのiTunes 2のVer.2.0.2が公開されている。以下のサイトからダウンロードできるが、ソフトウエア・アップデートでのダウンロードは執筆時点ではできなかった。なお、以下のサイトでは、iTunes 2.0.1やiTunes 1.1という記述があるが、ダウンロードをするといずれの場合もVer.2.0.2がダウンロードできた。iTunes 2はiPod対応などの変更点があるが、2.0.1以降2.0.2での変更点については情報が得られない。
◇Get iTunes 2(Mac OS X版)
http://www.apple.co.jp/itunes/download/
◇iTunes for OS 9
http://www.apple.co.jp/itunes/download/itunes_os9.html
カテゴリ:各種製品, メディアプレイヤ
Mediafour社は、Appleがこのほど発売したミュージックプレイヤのiPodをWindowsでも使えるようにするソフトウエア「XPod」を開発しており、近々、β版を公開することを公表した。(Xを大文字にしたネーミングがおいしい…クロスプラットフォームでXPでということか。)Windows 95以降の最新のXPを含むシステムが対応機種となっているが、FireWire端子(Windowsの世界ではiLinkやIEEE1394端子などと呼ばれている)が必要になる。同社は、Windows上でMac OSでフォーマットしたzipやCD-ROMを読み取れるソフト「MacDrive2000 for Windows」を開発しており、Windows上でHFS Plusフォーマットのディスクを読み書きする技術を持っている。iPodはFireWire端子から見れば単にHFS Plusフォーマットのディスクだけに、後は内部ファイル構成され分かれば、同社の技術背景があればこうしたソフトウエアが開発できる点も十分考えられるということになる。なお、他のMP3プレイヤソフトなどとの連動を行うのかなどといった情報はまだ公開されていない。
関連リンク:XPod
カテゴリ:Windows, メディアプレイヤ
Mac OS Xに付属の電子メールソフト「Mail」であるが、2001年9月14日に配信したMDOnlineでの『Mac OS XのMailは日本語の件名のエンコード処理にバグ、メーリングリストで問題』という記事で、メールの件名などでの文字エンコードにバグがあることを報告した。ただ、一般的なメールのやりとりでは、幸い顕在化しないことがほとんどであったのだが、受け取ったメールをある程度加工して再送するメーリングリスト等で、不正確な文字列処理になってしまうといった問題が発生していた。結論から言えば、この問題は、Mac OS X 10.1、つまり、2001年9月末にリリースされた、10.1ですでに解決されていた。Ver.10.1.1の変更箇所として、Mailでの日本語文字列の問題点を解消したという記述があったので各バージョンで検証してみたが、すでにVer.10.1のMailで解消されていたということである。以下は、「日本語の件名だ」という件名を、各バージョンのMailで送信してエンコード結果を見てみた結果である。Mailのバージョンと合わせて記載しておこう。
Mac OS 10.0.4 / Apple Mail (2.388)
Subject: =?iso-2022-jp?B?GyRCRnxLXDhsJE43b0w+JEA=?=
Mac OS 10.1 / Apple Mail (2.472)
Subject: =?ISO-2022-JP?B?GyRCRnxLXDhsJE43b0w+JEAbKEI=?=
Mac OS 10.1.1 / Apple Mail (2.475)
Subject: =?ISO-2022-JP?B?GyRCRnxLXDhsJE43b0w+JEAbKEI=?=
ちなみにインターネットの電子メールでは、日本語の件名やあるいは送信者名などは、このようにアルファベットや数字、記号を使った文字列に変換されて、送信される。この変換処理が正しくなかったのであるが、正しくないのが文字の末尾の方であったことなどから、受信するメールソフト側でこの文字列から元の件名に戻すときにうまくやってユーザには化け文字が目に入らないようにしていたというわけである。
カテゴリ:電子メール, Mac OS X
Mac OS Xでは、半角のコロン(:)を含むファイル名の場合、コロンがハイフン(-)に変換されてFinderやあるいはファイルを開くときのダイアログボックスなどでは表示されることが、Knowledge Baseで紹介されている。UFSフォーマットではこうしたことは起こらない。
なお、実際にはハイフンではなく、スラッシュ(/)に置き換わるのが正しい事実のようである。ただ、その場合でも、ボリューム上にはコロンのままでファイル名は保存されており、たとえば、Snaxのようなユーティリティでフォルダ一覧を見ると、コロンを含むファイル名はコロンのまま見えるようになっている。
関連リンク:Mac OS X: Colon Character Not Displayed in File or Folder Name
カテゴリ:Knowledge Base(旧TIL), Mac OS X
Mac OS 9でのCD-RWドライブをサポートする機能拡張であるAuthoring SupportのVer.1.1.3の日本語版がすでにリリースされているようだ。Ver.1.1.3ではサポートするドライブの種類が増え、以下のページで新たにサポートされたドライブと機種名のリストが参照できる。また、ロングファイル名のサポートを向上させ、RetrospectなどのSDAP(Shared Device Access Protocol)対応のアプリケーションが、Apple製の内蔵ドライブを利用できるようにしている。ソフトウエア・アップデートでのインストールも可能となっている。
関連リンク:Authoring Support 1.1.3: Document and Software
カテゴリ:Knowledge Base(旧TIL), 周辺機器, メディア制作