Macintosh Developer Online (MDOnline)


2001年11月19日発行号 - MDOnlineについての重要なお知らせ



昨日と言うか、今日の未明の流星群はなかなかの見物でした。けっこうばんばんと流れ星が飛び交い、しかも、かなり明るくはっきりとした流星が何度も見ることができました。光のラインが音もなくスーっと伸び、パっと光って消える…そして明るいものは軌跡をしばらく残し、それが徐々に消えて行く。地平線の方向に見える遠いところの流星ははっきりは見えないものの、地形のシルエットも目に入って立体感のある景色となります。それに流星が連続して視野に入ると、思わず声が出てしまうほどです。まさに自然現象の迫力と美しさですね。めったにない天文現象を堪能できました。少し寒かったけど、思い切り冷え込むほどでもなく、風もなかったので、30分ぐらいずっと見ていました。

という話題に続けてまったく現実的な話題になりますが、【重要】ですので、必ず読んで下さい。おそらく、来月から、MDOnlineはMacWIRE様への配信は極めて限られたものだけとなることがだいたい決定的になりました。まだ、流動的な要素はあるとは言え、たぶん、そうなってしまうかと思います(土壇場でのどんでん返しもあるかも…という淡い期待もあるのですけど、高い確率でそうなりそうです)。諸事情により、MDOnlineからMacWIREへの配信契約が今月いっぱいということになります。ただ、MDOnlineの存在をアピールするために、1日に1〜2本程度はMacWIREで流させてもらうことになっていますが、プログラミング関連のノウハウ系のコンテンツは、MDOnlineの購読者の方しか読めない状態になると思います。たぶん、ニュース的なものや、ある意味で多くの読者の引きがありそうなネタを選んで、MacWIREにも配信するという感じになるかと思います。また、今のところは他の媒体に配信するという予定はありません。それで、正直なところ、MDOnlineの収入面では非常に厳しくなります。みなさんの購読料が頼りになりますので、ぜひとも更新の方、よろしくお願いします。
MacWIREへの配信契約が切れた場合の連載記事の扱いについてですが、基本的には現状通りです。MacWIREへどういう形で流れるかと言うことについては、詳細が決まってから追ってご連絡しますが、MDOnline読者限定のものはもちろんそのままです。小池さん、森下さんの連載は何らかの形でMacWIREへの配信は行われる予定です。倉橋さんの「飯食ってます」についてはまだ詰めていないのですが、すくなくともWebObjects PracticeはMDOnlineでしか読めません。鶴薗さんのCocoaはやっぱり!は、今はMacWIREに掲載していますけど、次回よりMDOnline限定と変更することになります。あと、私のコーナーものについては、基本的にはMDOnline限定とし、ネタを選んでMacWIREにも流すというつもりです。つまり、柔軟にやってしまおうということです。

JavaOneの展示会の入場チケットですが、主催者に問い合わせたところ、入場チケットだけの販売などは一切ないということです。つまり、JavaOne参加者ないしは出展者より配付された入場チケットがないと展示会には一切入場できないということになっていますので、その意味ではレアものである可能性もあります。実は、応募数にまだ達していませんので、確実に当たるのじゃないかと思います(チケット数は追加の可能性もありますヨ)。応募方法は2001年11月16日号を御覧下さい。
(新居雅行 msyk@mdonline.jp


iPodをWindowsで使えるソフトに関する補足

MDOnlineの2001年11月16日配信号で、『iPodをWindowsパソコンで使えるようにするアプリケーションを開発中』という記事をお届けしたが、そこで「FireWire端子(Windowsの世界ではiLinkやIEEE1394端子などと呼ばれている)が必要になる。」と記述した。MacintoshのFireWire端子は6ピンで接続した機器に電源供給が可能であるため、接続することで充電が可能である。一方、WindowsマシンでiLinkやあるいはIEEE1394端子と呼ばれているものは、4ピンで電源供給のラインが省略されているものが使われていることが多い。従って、iPodとの接続は可能だとしても、FireWireケーブルでの接続によっての充電はそのままではおそらく不可能となることが考えられる。従って、仮に接続できたとしても、データのシンクロと充電は同時にできない場合が多いということが想定できる。つまり、XPodというソフトがあっても、その意味では、iPodの利用はMacintoshで使うほどの利便性は生じない場合が多くなるだろう。なお、XPodの開発元のWebサイトでは「FireWireポートが必要」という記述のみであり、現状では動作環境についての詳しい記載はない。また、FireWireポートのリンクをクリックすると、D-Link社の6ピン端子が3つ搭載されたWindows対応PCIカードの販売ページに移動する。この点についての記述が足りなかった点をおわびし、追加記事としてお届けしたい。

カテゴリ:Windows, メディアプレイヤ


テクニカル・ピットがWebObjects関連サービス顧客にMDOnlineを販売

WebObjectsのトレーニングやサポート、コンサルティング等を手掛けるテクニカル・ピットは、同社のサービスを受けている利用者を対象に、MDOnlineの割り引き販売あるいは購読権との交換などを開始した。同社では、WebObjects開発の自習用教材であるHomeWorkシリーズや、コマースアプリケーションの実例をもとにした学習教材SimpleOrder、各種のサポートを提供している。消化せずにサポート期限切れとなった場合をMDOnlineの購読権として割り当てるほか、件数無制限のテクニカルサポートを受けている場合には無償でMDOnlineの購読権が与えられる。また、HomeworkやSimpleOrderユーザに対しては、20%割引でMDOnlineの12ヶ月分の購読権を購入できる。販売やアカウントの発行はテクニカル・ピットから行う。テクニカル・ピットは、MDOnlineで「じつはWebObjectsで飯食ってます」や「WebObjects Practice」の連載を執筆している倉橋浩一氏が運営している。WebObjectsをはじめ、Mac OS Xの開発者向け情報を提供しているMDOnlineの購読を勧めることにより、同社の顧客に対するサービスを向上させるとともに、必要な情報を日常的に得られるようにする。

関連リンク:WebObjectsのページ
カテゴリ:サービス


KBase》iTunes 2.0.2はUnicodeのID3タグでの不具合を解消

iTunes 2.0.2では、2バイトコードの文字を含むUnicodeで記述されたID3タグの問題を解消したことが、Knowledge Baseの文書として公開された。ID3のエンコードに間違いがあるため、ソング名が正しく表示されないという問題が、Ver.2.0.1まで存在していた。Ver.2.0.2では自動的にエンコードを修正する。ただし、別のアプリケーションで作成されたID3タグなどは正しく修正されないこともある。将来のバージョンでは、ID3のタグの修正をマニュアル操作で行う機能も付ける予定であるが、現状でも音楽の再生においては問題なく行える。

関連リンク:iTunes 2: Unicode ID3 Tags With Double-Byte Characters Appear as Garbled Text
カテゴリ:Knowledge Base(旧TIL), メディアプレイヤ


KBase》Mac OS X版のiTunesはドットで始まるアーチスト名をアンダーラインに変更

Mac OS X上で稼働するすべてのバージョンのiTunesで、ドットで始まるアーチスト名のCDから取込みを行う場合、ドットはアンダーラインに置き換えられて取り込まれる。これは、意図した動作であり異常ではない。(Mac OS Xでは、ドットで始まるファイル名やフォルダ名は非表示になるのが原則なので、それを避けるためであると思われる。)

関連リンク:iTunes: Importing Songs Whose Artist’s Name Begins With a Dot
カテゴリ:Knowledge Base(旧TIL), メディアプレイヤ