この土曜日、10月16日に、iMac DVが発売されました。MacWIREを御覧になっている方は御存じの通り、私も発売初日の様子を取材してきました＜http://www.zdnet.co.jp/macwire/9910/16/n_omiya.html＞。実際に発売されたのは、iMac DVと、旧機種の低価格化されたものだけで、iBook、新iMac、special editionはいずれも予約のみとなったため、恒例になっている秋葉原の深夜の初売りとかもなく、にぎやかなのは有楽町西武だけどいう状況でした。やはり商品がないことにはどうしても盛り上がることはできないでしょう。取材に行った大宮も少しの行列で混乱もなくでしたが、iMac DVを目指して実際に購入した人はほんとに嬉しそうでした。ちょっとうらやましかったですね。
日曜日には楽器フェア＜http://www.musicfair.gr.jp/＞に行ってきましたが、以前にくらべてコンピュータ系の出展は少なくなってきているように思えました。ヤマハのFireWire製品が参考出展されていて、年内には出すような話をされていました。雰囲気はFireWireを通じて音源などと接続ができるような携帯で、いわばMIDIケーブルがFireWireに取ってかわるような製品ですが、まずはFireWire関連のシステム機能が利用できる状態にあるMacintosh向けだけに出荷する予定だそうです。
（新居雅行 msyk@mdonline.jp）
1999年10月に発売開始された新型のiMacシリーズに関する、ハードウエアの技術文書が公開されている。以下のリンクからPDFファイルとしてダウンロードできる。ハードウエアのスペックが詳しく掲載されている。ハードウエア的な互換性の問題や、入出力ポートの仕様、AirPortに関する記述、RAMの拡張、ハードウエアのアーキテクチャなどが説明されている。新型iMacについて深く知りたい人にとっては必読のドキュメントだろう。たとえば、外部ディスプレイには、内蔵ディスプレイと同じものが表示され、つまりはミラーリングしかできないということが明記されている。
関連リンク：iMac Family Developer Note
カテゴリ：アップルからの開発資料, iMac
日本語のTech Info Libraryに、iBookに関する文書がいくつか同時に公開された。基本的には少し前に英語のTech Info Libraryで紹介されたものと同じである。公開された文書と概要は以下の通りだ。
58416JC：iBook : リセットボタンの位置と機能について
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/WebObjects/TechInfo.woa/wa/showTIL?id=58416JC
リセットボタンの位置が写真入りで紹介されている。クリップをのばして差し込むことでリセットができるようになっている。
58417JC：iBook : バッテリの充電状況を判断する方法
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/WebObjects/TechInfo.woa/wa/showTIL?id=58417JC
バッテリ充電中はACポートがオレンジ色になり、充電が完了するとグリーンに光る。ほかにメニューバーやコントロールバーでのアイコンから、充電中かを判断することができる。
60427JC：iBook : メモリの増設
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/WebObjects/TechInfo.woa/wa/showTIL?id=60427JC
iBookで使用可能な増設メモリーの情報。メモリの写真を見ることができるが、利用できるメモリのスペックもある程度触れられている。
60432JN：iBook : ホットファンクションキーの使用方法
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/WebObjects/TechInfo.woa/wa/showTIL?id=60432JN
iBookのファンクションキーは、画面の明るさを変えるなど特別な機能を割り当てることができるようになっている。設定方法等の基本的な説明がある。
60435JC：iBook : 説明と特長
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/WebObjects/TechInfo.woa/wa/showTIL?id=60435JC
iBookの概要。
58443JN：iBook : バッテリで動作しないときの対処方法
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/WebObjects/TechInfo.woa/wa/showTIL?id=58443JN
バッテリで動作しないときには、基本的な確認はもちろんだが、パワーマネージャのリセットをしてみるなど、ひととおりのチェック方法が記載されている。
58447JN：iBook : メインバッテリを取り外す方法
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/WebObjects/TechInfo.woa/wa/showTIL?id=58447JN
バッテリの取り外し方が文章で説明されている。
60428JC：iBook : ビデオ RAM は増設できません
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/WebObjects/TechInfo.woa/wa/showTIL?id=60428JC
4MBのビデオRAMがグラフィックスチップに搭載されているが、iBookの解像度だとこれで十分にふるカラー表示できる。つまり、増設する必要がないことの説明がなされている。
60434JC：iBook : 付属するソフトウェアについて
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/WebObjects/TechInfo.woa/wa/showTIL?id=60434JC
iBookに付属するソフトウエアの一覧だが、残念ながらバージョンが書いていない。Palm Desktopが含まれていないので、日本向けに出荷されるiBookのバンドルソフトの一覧表である。
60452JC：iBook : ハンドルにセキュリティケーブルを通して盗難防止に利用できます
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/WebObjects/TechInfo.woa/wa/showTIL?id=60452JC
盗難防止のセキュリティケーブルは、iBookの場合、把手の部分に通して利用すればいい。iMac向けのものなど適当なものを使えば良い。
60423JC：iBook : 技術仕様について
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/WebObjects/TechInfo.woa/wa/showTIL?id=60423JC
iBookのスペック一覧。内容的にはカタログにある程度のもの。
カテゴリ：Tech Info Library-J, iBook
日本語のTech Info Libraryに、スロットローディングタイプのiMacに関する文書がいくつか同時に公開された。基本的には少し前に英語のTech Info Libraryで紹介されたものと同じである。公開された文書と概要は以下の通りだ。
58469JN：iMac (Slot Loading) : DVD ムービーの再生
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/WebObjects/TechInfo.woa/wa/showTIL?id=58469JN
Apple DVD Playerについての情報。iMac DVなどに含まれているが、このソフトは、DVD-ROMドライブを搭載したG3などでのDVD再生には利用できない。
58470JN：iMac (Slot Loading) : パワーボタンの機能の違いについて
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/WebObjects/TechInfo.woa/wa/showTIL?id=58470JN
新型iMacシリーズのパワーボタンの動作について。稼働中にパワーボタンをクリックするとすぐにスリープするなど。ただ、IEで参照すると文書中の表が残念ながら崩れて見えるが情報はすべて含まれている。
58472JC：iMac (Slot Loading) : Read Me
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/WebObjects/TechInfo.woa/wa/showTIL?id=58472JC
日本で発売されている新型iMacシリーズに含まれる日本語のRead Meファイル。英語のものとおおむね同様だ。ビデオミラーリングの周波数や、NetBootさせるにはサーバーのシステムのアップデートが必要なこと、追加の警告音があることなどがとりあえず目立った。
58475JC：iMovie : Read Me
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/WebObjects/TechInfo.woa/wa/showTIL?id=58475JC
iMac DVに付属するビデオ編集ソフトiMovieの日本語のRead Meファイルの内容。これも英語のものと基本的には同じようだが、動作確認されたDVビデオの機種の一覧や、一通りの操作方法が記載されている。
カテゴリ：Tech Info Library-J, iMac
ACI US社は、同社のデータベースソフト4th Dimension Ver.6.5 Standard Editionを、FileMaker Proのユーザーに対して$99で販売する。限定された提供であるとしているが、期限や数量などは示されていない。なお、米国とラテンアメリカのユーザーに対してのみのアナウンスとなっている。なお、ACI Japanからは同様なアナウンスはない。FileMaker Proの新版リリースがそれなりに注目を集めている中で、既存ユーザーの取込みを意図しているものと思われる。偶然かどうかは定かではないが、Valentino/OpenFormと同時期にコンペティティブアップグレードを提供することとなった。いずれにしても、Mac OSでのデータベースソフトのシェア争いは販売面では熾烈になってきたと言えるだろう。
関連リンク：ACI US Opens the Door to Developers for Under $100
カテゴリ：開発ツールその他
AppleScriptを利用してデータベースアクセスできるデータベースエンジンの「Valentina」（Paradigma Software）と、WebSTARなどで使えるWebサーバー向けプラグインで、Webページ内に記述したAppleScriptの処理がサーバーサイドでできる「OpenForm」（Vampire Software）のバンドルセットが販売されることになった。しかも、FileMaker Proユーザー向けに、11月4日までの期間限定で、コンペティティブアップグレードを行う。Valentinaは$49.95だが、$20ディスカウントして$29.95で販売する。OpenFormも$40のところ、$20で販売し、あわせて49.95$で購入できる。FileMaker ProのレジストレーションカードあるいはCD-ROM、マニュアルの最初のページのいずれかユーザーであることを証明するものを指定の住所に送付する。Webベースのデータベースアプリケーションを作成しやすくなったFileMaker Proのユーザーに対して、開発のための別のソリューションがることをアピールするのが主な目的と思われる。
Paradigma Software
http://www.paradigmasoft.com
Vampire Software
http://www.vampiresoft.com
カテゴリ：開発ツールその他
Tech Info Libraryに「25023：At Ease 4.x, 5.x: Setting Up Networkable Applications」という文書が公開された。At Ease上で利用するアプリケーションでファイル共有機能を含むネットワーク処理を伴うような場合の、一般的に考慮しなければならないことが記載されている。共有するフォルダの設定や、At Easeの管理での設定などが説明されている。At Ease自体、現状でほとんど使われていないことを考えれば、この文書の情報を必要としているプログラマはごく一部になるだろう。
関連リンク：At Ease 4.x, 5.x: Setting Up Networkable Applications
カテゴリ：Knowledge Base（旧TIL）, 開発情報
Appleより公開されているTech Info Libraryで、1999年10月15日付けで以下の文書が更新されている。以下のリストの左端が文書番号なので、記事の末尾にあるリンク先にジャンプし、その番号を手がかりに検索をすると良いだろう。
24532：iMac: How To Force a Restart
24742：Mac OS 8.5: Crash When Using 720K DOS Diskettes
58415：AirPort Wireless Communications: FAQ - Part 2 of 3
58483：PowerBook & iBook: Will Not Sleep When Speakable Items is Active
60427：iBook: Upgrading Memory
58349：Extended Startup Time After Memory Upgrade
31108：AppleShare Mail Server: How To Prevent Unauthorized Mail Relaying
58470：iMac (Slot Loading): Different Functionality for Power Button
24232：PowerBook G3: Video Out Specifications
「iBook: Upgrading Memory」では、iBookで使える拡張メモリの写真が掲載されており、必要なスペックなどが記載されている。「iMac: How To Force a Restart」では新しいiMacシリーズでは、強制リセットをクリップをまっすぐにして差し込まなくても、ボタンがついていることの説明が追加されている。
関連リンク：Tech Info Library
カテゴリ：Knowledge Base（旧TIL）