Macintosh Developer Online (MDOnline)


2002年3月24日発行号 - CodeWarrior 7.2日本語版



Expo期間中に少しは発行しようと思ったのですが、すみません、まったく時間がありませんでした。2日目の午後、3日目とカンファレンスがあったのですが、4つのセッションのうち2つに出演し、残り2つでモデレータとしてだったのですが、意外に時間が取られて、リハーサルとかがあるということで呼び出されたり(実はさぼろうとしていた〜笑)、行ってみたら押していてリハが始まらないとかだったりして、時間がどんどんと過ぎていくというところでした。それに、遅い時間から宴会に突入したりと(笑)いったところですが、実はカンファレンス等人の手配はしながらも自分の準備が全然だったりして、初日の夜に必死にプレゼン資料を作ったりしておりました。
Expoでの目玉はすでにMacWIREなどで報道されている通りですが、Bluetoothサポートや2万円値上げなど、話題はいろいろありました。システムのサポートの順序としては、USB 2.0よりBluetooshが先になったというところがポイントでしょう。
さて、MDOnlineは3月いっぱいとさせていただくことはすでにお知らせしましたが、末日はちょうど日曜です。3/29ないしは30あたりを最終日とさせていただきます。よろしくお願いします。購読料の返金処理は4月に入ってから行います。
(新居雅行 msyk@mdonline.jp


CodeWarriorのリリース7.2へのアップデータ日本語版が公開

メトロワークスより、「CodeWarrior for Mac OS日本語版リリース 7.2 アップデータ」が公開された。34MBのアップデータをダウンロードして利用できる。英語版のリリースでは、7.1と7.2へのアップデータが公開されているが、日本語版は7.0を7.2へと一気にアップデートできる。IDEがVer.4.2.5から4.2.6にアップデートされるほか、さまざまな点が修正されており、リリースノートの日本語版も別途ダウンロードができる。詳細はそれを参照してもらいたい。

関連リンク:CodeWarrior for Mac OS日本語版リリース 7.2 アップデータ
カテゴリ:CodeWarrior


iTunes 2.0.4がリリース、AppleScriptの機能の追加など

Mac OS XおよびMac OS 9のiTunes 2.0.4へのアップデータが公開された。更新点としては、AppleScriptの機能強化や安定性の向上となっている。ソフトウエア・アップデートでの更新はできないため、インストーラをダウンロードする必要があるが、これまでのiTunesのアプリケーションを捨ててからインストールを行うようにと指示がある。なお、用語説明では、back track, convert, playpause, resume, updateといったコマンドが増えている。

関連リンク:Get iTunes
カテゴリ:メディアプレイヤ


Technical Notes》AppleEventやディスクリプタを手軽に作成できるAPIについてのリファレンス

AppleEvent関連のハイレベルのAPIライブラリについて掲載されている。AEBuildDescや、AEBuildAppleEventといったAPIでディスクリプタやイベントレコードを、APIの呼び出し一発で可能となる。Carbonフレームワークに含まれており、AEHelper.hがヘッダファイルだ。Mac OS X 10.0からサポートされている。公開されたTechnical Notesでは主要なAPIの使い方を実例を交えて解説するとともに、AppleEvent関連のレコードをテキスト化するAPIを利用して、デバッガのgdbでレコードの内容を見る方法が解説されている。これらのAPIは基本的には、AppleEventの送付などの処理を、もともとのAppleEvent Managerよりもより手軽にできるようにするためのものである。

関連リンク:TN2045: AEBuild*, AEPrint* and Friends
カテゴリ:Technote, AppleScript, Carbon/CF


Technical Q&A》新型iMacで利用可能なメモリのスペック

新型のフラットパネル型iMacでは、PC133タイプのメモリを使うことになっているが、メモリーコントローラのPangeaはPC100でもサポートされていることになっている。PC100で使えないのかという質問が掲載されている。PangeaはPC100でも動作可能ではあるが、タイミングが微妙なため、確実に動作させるためにPC133を使うように推賞しているということである。

関連リンク:QA1130: PC100 SDRAM DIMMs on the Flat Panel iMac
カテゴリ:Technical Q&A, iMac


iPodをアップデートしアドレス帳やイコライザの機能を追加

iPodのソフトウエアのアップデータ「iPod Software Updater 1.1」が公開された。利用中のiPodのソフトウエアをアップデートできると同時に、出荷時の状態にしてしまうこともできる。Ver.1.1では、vCardベースの住所録機能、韓国語や中国語対応、アルバム単位でのシャッフル、イコライザのプリセットとiTunesでのプリセットの反映などが機能追加となっている。新しい10GBの記憶装置を搭載したiPodがリリースされ、アドレス帳機能が組み込まれたが、既存のiPodでもソフトウエアのアップデートで、新機能に対応した。アップデータは、Mac OS X10.1.2ないしはMac OS 9.2.1で利用できる。なお、iTunesも2.0.4へのアップデートを推賞している。

関連リンク:iPodをアップデートしよう。
カテゴリ:メディアプレイヤ


Technical Q&A》CFMアプリケーションでのSCSIAction利用時のクラッシュを回避する方法

Mac OS X 10.1で、非同期でSCSIActionを使ったCFMアプリケーションがクラッシュすることに関する解答が掲載されている。これはバグのために、Mach-OからCFMを適切に呼び出すグルーが生成されていないからである。コールバックルーチンの定義方法について、具体的にソースで示されているので、それに従ってソースを書き直せば対処できるとしている。ただし、OSのバージョンアップでこの文書で説明された内容が変更があるかもしれないということである。

関連リンク:QA1129: Workaround for Asynchronous SCSIAction Crashes
カテゴリ:Technical Q&A, 周辺機器