私の自宅にはケーブルテレビが来ていて、インターネットのサービスもしています。自宅が仕事場、つまり在宅勤務なので、そのインターネット回線で仕事をしているという次第です。インターネットは基本的に1つのIPしかDHCPで利用できない形式なので、IPマスカレードで複数台を接続しています。マシンの手配などいろいろあって、Macintosh 7600をそれに使いました。えらく高いEthernetカードを買い、Mac OS 9をベースに、IPNetRouterを使って、ルーティングとIPマスカレードがとりあえず実現しています。とりあえずというのは、けっこう不安定なんです。1日に3回くらい、IPNetRouterの再起動が必要なんです。なぜか、DHCPサーバーの機能が落ちるらしいのですが、Mac OS 9だからなのでしょうか? また、ルータの機能が落ちることもあります。ただ、開発元はMac OS 9での動作をなんとかできるように作業をしているようではあります。一時期、3日ごとにバージョンアップしていました。あと、朝起きたら必ずフリーズかそれに近い状態であることも見逃せまません。インデックス作成を夜中にするのが問題かと思ったのですが、そうでもなかったです。まあ、復旧のコツも覚え、クライアントのTCP/IPをリセットするスクリプトも作ってあり、それなりにスムーズには使えるようにはなったのですが、やはり面倒です。素直にLinuxを使いなさいと言う声がどこからともなく聞こえてくるような(笑)。ですが、目下、時間を見つけては、Windows 98 Second Editionでうまくいくかを模索中です。手持ちのネットワークカードがうまく動かないので、買いなおすところからやらないと。しかしながら、Windows 98 SEは1つのIPで複数台のクライアントからアクセスする機能を、標準で組み込んでおり、それはダイアルアップもEthernet経由でもできるようになっているようです。我が家のインターネット事情は、また、折に触れて紹介しましょう。
(新居雅行 msyk@mdonline.jp)
REAL Software社は、同社が開発販売するREALbasicのチップスやアイデア、技術情報などを配信するメーリングリストを始める。moderatedなリストであるため、投稿は受け付けるが、管理者のチェックを経て公開される。基本的にはディスカッション的なリストではなく、メールニュース的なリストだと言えるだろう。配信を希望するには、本文に「subscribe realbasic-tips」とだけ記載したメールを、<requests@lists.realsoftware.com>宛に送付すればよい。執筆時点では同社のホームページにはアナウンスがなかった。なお、REAL software社は「REALbasic Network Users Group」として、利用者間の情報交換のメーリングリストもあり、また、日本でもメーリングリストが開設されている。いずれのメーリングリストも、極めて活発でかなりのメッセージ数が流れている。新しいメーリングリストは、整理された情報を提供することを意図しているものと考えられる。
関連リンク:REALbasic日本語メーリングリスト
カテゴリ:REALbasic
昨日の【Mac OS 9シリーズ】で、AppleShareサーバーについてひととおり説明したつもりだったが、書こうと思っていた内容の一部が欠け落ちてしまった。本日は、その補足の内容をお届けする。
AppleShareサーバに接続する方法は、「セレクタ」「ネットワークブラウザ」を使う2つの方法が代表的なことは、昨日に説明した。また、いったんマウントしたボリュームのエイリアスを利用する方法も、便利なのでよく使われる。そのマウントしたボリュームのエイリアスを自動作成する機能が、Mac OSに組み込まれており、アップルメニューの「最近使ったサーバ」メニューの階層項目として、すでにマウントしたボリュームへのエイリアスが自動的に集積さている。
ただ、この「最近使ったサーバ」に項目作成をする機能が、Mac OS 8.Xでは、セレクタでは可能だったものの、ネットワークブラウザではできなかった。しかしながら、Mac OS 9では、ネットワークブラウザでマウントしても、「最近使ったサーバ」にその項目が追加されるようになっている。小さな変化だが、ネットワーク作業をよく行うユーザーにとってはけっこう便利になったと言えるだろう。
カテゴリ:Mac OS 9, Mac OS 9
Webアクセスのキャッシュなどを行うプロキシサーバの「Squid Web Proxy Cache in version 2.3.DEVEL3」の、Mac OS X Server向けインストールパッケージがリリーされた。ドイツにあるOIC(Object Inovation Center)社のJuergen Moellenhoff氏によってリリースされている。SquidはUNIXプラットフォームでの代表的なプロキシサーバーで、HTTPやFTPのキャッシングなどを行う。SSLにも対応している。以下のページに、ReadMeファイルと、パッケージのgzファイルがある。
関連リンク:OIC Software
カテゴリ:サーバー関連, Mac OS X Server
AppleShare IPのバージョンを6.3にアップデートするアップデータの配付が開始された。Ver.6.2を6.3にアップデートする。インターナショナル版となっている。変更点は、Mac OS 9で動作するようになったこと、管理ソフトがリモートあるいはローカルで利用できるようになったこと、Network Servides Location Managerに対応したことなどだ。なお、ユーザおよびグループリストの共有をしている場合には、以下のオンラインドキュメントに記載された移行方法を必ず参照しておく必要がある。アップデータのReadMeファイルは、以下のTech Info Libraryの文書で参照できる。また、既存のTech Info Libraryの文書についても、Ver.6.3対応に修正がかけられている。修正がかけられた文書については、昨日配信したMDOnlineの記事を御覧いただきたい。
26200:Upgrading to AppleShare IP 6.3
http://til.info.apple.com/techinfo.nsf/artnum/n26200
関連リンク:Software Update: AppleShare IP Update 6.3
カテゴリ:Knowledge Base(旧TIL), サーバー製品, OS関連ソフトウエア
Mac OS 9に登載されたLaserWriter8 Ver.8.7の出力フィルタの機能を利用する方法を示したサンプルプログラムがリリースされている。ヘッダやライブラリからなるファイル群が得られる。フィルタを利用することで、プリンタに送られるPostScriptデータを加工することができる。このフィルタを、プラグインとして追加できるようになった。サンプルでは、印刷ダイアログとのやりとり、出力ストリームの前後にデータを追加する方法、あるいはストリームからデータを削除する方法、データを置き換える方法、ページの認識方法等が、サンプルとして示されている。
関連リンク:Printing:PostScript Output Filters
カテゴリ:周辺機器, Mac OS 9, アップルからの開発資料
Technical Q&Aに「QTW 96 - QuickTime & DirectDraw Surfaces」という文書が公開された。DrectDrawオブジェクトを用意して独自に描画する場合には、InitializeQTML関数で適切なフラグの設定をしなければならない。その場合のメカニズムや、サンプルのプログラムが掲載されている。なお、DirectDrawはWindowsに組み込まれた機能で、Windowsのグラフィックス機能(GDI)などをバイパスして、ビデオデバイスに直接アクセスして描画することができる。QuickTime for Windowsを利用することにより、DirectDrawオブジェクトを取得することができるようになっている。
関連リンク:QTW 96 - QuickTime & DirectDraw Surfaces
カテゴリ:Windows, Technical Q&A, QuickTime
Appleから配付されているサンプルプログラムの「MoreNetworkSetup」が更新されている。Mac OS 8.5から、Network Setupというライブラリが利用できるようになった。これにより、TCP/IPの設定などをプログラムでコントロールできるようになる。つまり、OpenTransport関連のコントロールパネルでの設定を、プログラムで得たり修正したいような場合に使えるライブラリ機能だ。ライブラリ自体は、Mac OSに組み込まれている。サンプルプログラムでは、コマンドライン形式のコンソールを表示して、TCP/IPやAppleTalkなどの設定ができるようになっている。実行形式のプログラムや、ライブラリ、ソースコード、プロジェクトなどが配付されている。ライブラリのNetwork Setupを解説したドキュメントが見当たらないので、情報源はこのサンプルソースということになるだろう。また、AppleScriptで使うバックグランドアプリケーション「ネットワーク設定スクリプト」は、このNetwork Setupライブラリを使っているものと思われるので、機能としてどのようなことができるかはそのアプリケーションの用語説明も参考になるかもしれない。
関連リンク:Networking: MoreNetworkSetup
カテゴリ:アップルからの開発資料, ネットワーク
GoodBuddy Softwareは、画像フォーマットの1つであるTIFF関連のプログラマなどを対象としたツール「TIFF tool 1.0」をリリースした。TIFFファイル内のタグを解析し、その情報を整理してウインドウに表示することができる。生成したTIFFファイルの検証などに利用できるだろう。解析結果をテキストファイルに出力することもできる。$9のシェアウエアだ。
関連リンク:TIFF tool 1.0
カテゴリ:ユーティリティ
Appleより公開されているTech Info Libraryで、1999年11月3日付けで以下の文書が更新されている。以下のリストの左端が文書番号なので、記事の末尾にあるリンク先にジャンプし、その番号を手がかりに検索をすると良いだろう。なお、サードパーティの連絡先についての文書は省略した。
26179:Support for Newton Products
43050:Troubleshooting Handbook: Table of Contents
26182:Support for Performa Computers
26184:Support for Apple Scanners
26186:Support for Apple Printers
26185:Support for QuickTake Digital Cameras
70108:WebObjects 4: JDBC Adaptor
43046:Troubleshooting Handbook: Solving Problems: Problems
26194:PowerBook: Support for Older Models
26189:Macintosh: Support for Older Model Computers
30989:Chinese PageMaker: Characters Sometimes Do Not Print
60468:Mac OS 9: Do Not Install Older Language Kits
11751:Macintosh Family: Batteries and Part Numbers
31077:DriveSavers: Hard Drive Data Recovery & Warranty Implications
60641:Mac OS 9: Issue With DVD Player After Clean Install
60111:Mac OS X Server: About QuickTime Streaming Server (Preview Release)
60464:About QuickTime Streaming Server 1.0.2
関連リンク:Tech Info Library
カテゴリ:Knowledge Base(旧TIL)