昨日、トリケラトプスを検索する理由として、CMの影響があると書きました。読者の方から、トリケラトプスという若者に人気のバンドがあって、それもあるのじゃないかと御指摘いただきました。すみません、そんなバンドがあることは全然知りませんでした。いやはや、年を感じさせられます。まあ、そんなわけで、爪は昨日切ったばかりではありますが、トリケラトプスを検索してみると(笑)、おおかたは恐竜の方が出てくるのですが、バンドのことも情報は得られますね。
ところで、順序は逆になりますが、ライコスのコマーシャルは御覧になりましたか?もしかして、これって関東圏だけなのでしょうか?それほどテレビは見ていない私でも目に入るのでけっこうやっているのだと思いますが。ちなみに、浜崎あゆみがトリケラトプスを検索するのですが、事情を知らない人が見ると、インターネットの宣伝かいな?としか思えないようなコマーシャルです。検索エンジンもテレビの視聴者から引き込みや、あるいはタレントを使ったイメージ戦略という、大衆化への方向にどんどんと向かっているというところでしょうか。
(新居雅行 msyk@mdonline.jp)
Sherlock 2そしてオリジナルのSharlockはいずれもインターネット検索に注目が集まっている。もちろん、手軽に利用でき、しかも効率良く複数の検索エンジンをチェックできるので当然のことではある。一方、Sherlock登場の当初から、ファイルの中身をベクタライズしたデータベース(インデックス、あるいは索引と呼ばれる)を所持して、それをもとに高速検索するという高度な機能を持つこともよく知られている。しかしながら、インデックスの作成に多大な時間を費やすこともあって、敬遠されているのも事実だ。
Sherlock 2では、ファイル名からの検索、ファイルの内容からの検索が、1つのチャネルにまとめられた。上部にあるいちばん左のアイコンを選択すればいい。使い方は説明の必要はないだろう。検索対象となるボリュームにチェックを入れ、キーワードをキータイプし、ファイル名か、ファイルの内容かを選んで虫眼鏡マークの検索ボタンをクリックする。
ここで、もし、特定のフォルダだけを検索したいのであれば、Finderからそのフォルダを、Sherlock 2のウインドウにドラッグ&ドロップする。すると、検索対象としてそのフォルダが簡単に追加できる。ここで、他のボリュームのチェックをはずせば、特定のフォルダだけを簡単に検索することができる。
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なお、登録したフォルダを登録からはずすには、アイコンをゴミ箱にドラッグ&ドロップする。ちょっと恐い操作ではあるが、フォルダ自体がコミ箱に捨てられるのではなく、Sherlock 2の検索対象からはずされるだけである。
単純なキーワード検索は、簡単に行えるが、複雑な検索処理ももちろん可能だ。「編集」ボタンをクリックすると「より詳しい検索条件」というウインドウが出てくる。ここも、ダイアログボックスの中身を見ていただければ、一目瞭然だと思うが、さまざまな検索条件を設定することができる。最初はチェックボックスは全部オフになっている。複数のチェックボックスをオンにすると、いずれの条件にも合ったものが検索される。つまり、AND条件なのである。
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なお、このダイアログボックスにファイルやフォルダなど、Finderの項目をドラッグ&ドロップすれば、そのファイルの情報を条件枠に自動的に入力できる。このやり方は、ファイルのタイプやクリエイタをMac OSの機能だけで知る方法としても知られている。
このダイアログボックスで指定した検索条件は「保存」ボタンをクリックすると、名前をつけて残しておくことができる。その条件は「編集」ボタンの左のポップアップメニューで選択して、即座に設定することができる。
なお、Sherlock 2で新しい機能ではないが、ファイルの内容を検索するためのインデックス作成をより容易にする機能について紹介しておこう。まず、通常はボリューム全体のファイルに対してインデックスを作成する。しかしながら、一般には文書が入っているフォルダなど、特定のフォルダだけでいい。インデックスの自動作成で、特定のフォルダだけにインデックス作成させるのであれば、「編集」メニューから「初期設定」を選択して、「次のラベルの項目のみを索引対象にする」を選び、適切なラベルを選んでおく。そして、索引をつけたいフォルダにだけ、ラベルを設定しておくのである。こうすれば、適当に予約などして自動的に索引付けをしているような場合でも、ボリューム全体ではなく、特定のフォルダやファイルだけに索引をつけることができる。
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この方法だと、あるフォルダにラベル設定すれば、そのフォルダ内にあるファイルとフォルダすべてに対して適用される。だから、1つ1つのファイルにラベルをつける必要はなく、また、内包しているフォルダについても自動的にインデックス作成の対象にになる。
また、インデックス作成は手動でも行える。予約などによる自動作成もきらうのなら、ともかく検索対象のフォルダだけを手動でインデックス作成して臨むことになるだろう。インデックスを作成するには、controlキーを押しながらフォルダのアイコンをクリックして表示されるメニューから「選択項目の索引作成」を選択すればいい。
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しかしながら、インデックス作成はほんとうに時間がかかる。しかも、あと何時間かという表示が出るものの、ほとんどあてにならないのもいらつかされるところでもある。バックグランドで索引作成はできるとは言うものの、筆者はG3/300MHzマシンを使っているが、やはりキータイプすら重くなるほどだ。インデックス作成が快適になるのはもっと先のことになるのだろう。
ところで、G4と言えば、AltiVec(Velocity Engine)によりベクタ演算の高速化というのが言われている。そういえば、インデックス作成も「ベクトル化」などと言われているが、ならばG4だとインデックス作成が高速になるのかと言う期待も出てくる。しかし、残念ながら、AltiVecのベクタ演算は、インデックスでのベクタ化とは全然違う。AltiVecの仕様を見る限りは、インデックス作成の機能を高速化するようなことには使える雰囲気はない。同じベクタでも異なるものなのである。
カテゴリ:Mac OS 9, Mac OS 9
Technoteに「TN1189: The Monster Disk Driver Technote」という文書が追加された。Mac OSでは、歴史的な理由から、ディスク関連のさまざまな機能が順次追加されてきたために、ディスク関連の機能は膨大になっている。初期のドライバ、SCSIの導入、そしてATAへの移行、CD-ROMの登場など、変化はいろいろあった。また、ドライバ関連についても、NuBusからPCIの登場など時代とともに変遷している。Inside Macintoshで書かれていることでも、現在のシステムでは意味のないことも増えている。このTechnoteは、こうしたディスク関連の情報を整理するものだ。ディスクドライバを作成するデベロッパや、ファイル処理以上のディスク処理をプログラムで作成したいデベロッパにとっては、全体的な情報や、個々の情報へのリンクがまとまっているために、非常に有益な情報源となるだろう。ディスクに特化したプログラムを作る時には、とにかくこの文書から始めればいいようにまとめられていると言える。
関連リンク:The Monster Disk Driver Technote
カテゴリ:Technote, 周辺機器, アップルからの開発資料
日本語で技術情報を提供しているTech Info Library-Jで、「トラブル克服ハンドブック」の内容が以下のように追加されている。いくつかについては、概要を説明しておこう。文章は日本語だが、画面ショットは英語のままになっている。
43032JN:トラブル克服ハンドブック : アップルへのお問い合わせ
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/WebObjects/TechInfo.woa/wa/showTIL?id=43032JN
43033JN:トラブル克服ハンドブック : コンピュータに付属のソフトウェアを再インストールする
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/WebObjects/TechInfo.woa/wa/showTIL?id=43033JN
インストーラを使った再インストールのやり方が説明されている。
43034JN:トラブル克服ハンドブック : 新規インストール
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/WebObjects/TechInfo.woa/wa/showTIL?id=43034JN
CD-ROMを使ってシステムを新規にインストールする方法が記載されている。
43035JN:トラブル克服ハンドブック : インストール時のトラブル
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/WebObjects/TechInfo.woa/wa/showTIL?id=43035JN
インストール時のさまざまなトラブルについての対処がかなりの項目に渡って記載されている。
43036JN:トラブル克服ハンドブック : アプリケーションやオリジナルのソフトウェアを個別に再インストールする
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/WebObjects/TechInfo.woa/wa/showTIL?id=43036JN
インストール状況を出荷時に戻す方法などが記載されている。
43037JN:トラブル克服ハンドブック : ハードディスクのテストと修復
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/WebObjects/TechInfo.woa/wa/showTIL?id=43037JN
Disk First Aidの使い方やドライブ設定によるドライバの更新、フォーマットの方法などが記載されている。
43038JN:トラブル克服ハンドブック : CD から起動する
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/WebObjects/TechInfo.woa/wa/showTIL?id=43038JN
トラブル対策のためにCD-ROMから起動する方法が記載されている。
カテゴリ:Tech Info Library-J, トラブルシューティング
Mac OS 9の基本的なトラブルに対応する方法の文書が翻訳されているので、まとめて紹介しておこう。いずれも、英文の元文書が存在するものだ。
60493JN:Mac OS 9 : インストール前、またはインストール中のトラブルシューティング
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/WebObjects/TechInfo.woa/wa/showTIL?id=60493JN
CD-ROMで起動できない場合にはネットワーク経由でインストールができる。インストール時には機種によっては、ファームウエアのアップデートが必要なことなど、Mac OS 9をインストールする時の注意点などが書かれている。
60662JN:Mac OS 9 : CD から起動すると、ハードディスクが認識できないというメッセージが表示される
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/WebObjects/TechInfo.woa/wa/showTIL?id=60662JN
Mac OS 9のCD-ROMで起動したときに、ハードディスクが認識できない場合があり、アップルは認識している。「起動ディスク」でCD-ROMを選択して再起動すれば問題は回避できる。
60654JN:Mac OS 9 : USB アダプタカードのサポート
http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/WebObjects/TechInfo.woa/wa/showTIL?id=60654JN
PCIのUSBカードを使うようにするためには、Mac OS 9をインストール後、USB Adapter Card Support 1.2を上書きインストールしないといけないこともある。これによってソフトウエアのバージョンをもとに戻す。ただし、この文書の原文では、Mac OS 9に対応したUSB Adapter Card Suppprt 1.3.5の利用を指示している。
カテゴリ:Tech Info Library-J, Mac OS 9
Tech Info Library-Jに「24627JN:Mac OS 8.5 : タイムサーバ同期機能が動作しない」という文書が追加された。Mac OS 8.5以前で、日付を1963年以前に設定した状態で、「日付&時刻」コントロールパネルでタイムサーバと同期を取ろうとすると、ハングアップする。強制終了などをするしかなくなる。PowerBookでバッテリが消耗してクロックがリセットされ1904年の日付になったような場合には注意が必要だ。この問題は、Mac OS 8.6では解決している。
関連リンク:Mac OS 8.5 : タイムサーバ同期機能が動作しない
カテゴリ:Tech Info Library-J, Mac OS 8
Tech Info Library-Jに「58489JN:iMac : Mac OS ROM をダウングレードすると起動に失敗する」という文書が追加された。英語の文章を翻訳したもので、iMac Update 1.0が初期のiMac向けのものであり、ある時期以降のiMacではインストールすることで問題を生じることが記載されている。Mac OS ROMがダウングレードされるという問題が生じる。
関連リンク:iMac : Mac OS ROM をダウングレードすると起動に失敗する
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Tech Info Library-Jに「58449JN:PowerBook G3 Series (Bronze keyboard) : 放電が進んでしまったバッテリを復活させる」という文書が追加された。PowerBook G3シリーズでは、バッテリの放電が進んでしまった場合、バッテリ自体の認識ができなくなる。その場合の対処法が書かれた英語の文書を翻訳したものである。また、Battery Update 2.0によって問題が解消されていることも記載されている。
関連リンク:PowerBook G3 Series (Bronze keyboard) : 放電が進んでしまったバッテリを復活させる
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Technical Q&Aに「ov 02 - Are there any OSStatus values I can use in my programs?」という文書が追加された。Mac OSのAPIでの戻り値に使われているOSStatus型では、その値によって、OS側で発生したエラーなどを識別できるようになっている。この型のデータのうち、1000から9999までは、デベロッパが自由に自分のアプリケーションの中で使ってかまわない。デベロッパ個別に番号を割り当てたりもしない。ライブラリやコンポーネントでも利用できるが、その場合は別のデベロッパの作ったものと同じ番号を使ってしまう可能性もある。
関連リンク:ov 02 - Are there any OSStatus values I can use in my programs?
カテゴリ:Technical Q&A, アップルからの開発資料
Technoteに「TN1190: Power Manager 2.0」という文書が追加された。iMacやBlue & White G3、G4、iBookなどの最近の機種では、電源管理のシステム機能であるPower Manager 2.0が搭載されている。そのPower Managerがどのような動作をするのかを比較的詳しく書かれているのがこの文書だ。ただし、デベロッパにとって多くの機能が開放されているわけではないものの、スリープのタイミングを取得したいアプリケーションなどでは、Power Managerの機能を必要とすることになるだろう。また、周辺聞きやドライバ関連のデベロッパにも関連性は出てくると言える。なお、Power Manager全般ではなく、Ver.2.0で新しくなったことを中心に記載されているため、全般的な知識については、従来のPower Managerのドキュメントも参照する必要がある。その文書へのリンクもある。
関連リンク:Power Manager 2.0
カテゴリ:Technote, アップルからの開発資料
ブレーンは、ケーブルテレビやADSLによるインターネット接続で、1つのIPアドレスを使って複数台のコンピュータからアクセスできるようにするルータ「プレステージ310」を発売した。価格は\68,000で、ショップなどを通じて販売する。ケーブルモデムなどでは10BASE-Tの端子が出ていて通常はそこからパソコンに接続する。基本的には1台のみの対応が一般的だ。プレステージは、ケーブルモデムとの接続端子とハブへの接続端子を持っている。NAT(IPマスカレードと思われる)の機能が内蔵されているため、ハブに接続した各パソコンから、1つのIPアドレスを使ってインターネット接続が可能だ。要はIPの分配器とでも言えるような機能のボックスだ。ハブ側は100BASE-Tにも対応しており、DHCPサーバ機能もある。ケーブルモデム側は固定IPでも、DHCPクライアントのいずれでも使える。
関連リンク:プレステージ310
カテゴリ:周辺機器, 各種プロダクツ