タイトル【Mac OS 9シリーズ】「サウンド」コントロールを見てみようカテゴリーMac OS 9, Mac OS 9
作成日1999/10/29 15:5:39作成者新居雅行
Mac OS 9のコントロールパネルで大きく変わったのは「サウンド」だ。従来は「モニタ&サウンド」コントロールパネルだったものが、「モニタ」「サウンド」に別れた。「モニタ」コントロールパネルは従来のMac OS 8.6と基本的には変わらないが、「サウンド」については大きく変わっている。ただし、以下に記述するように、機種ごとに違いがあるようなので、自分のマシンでどうなっているかはまずチェックしておきたいところだ。
「サウンド」コントロールパネルを呼び出すと、当然、ウインドウが表示されるが、左のリストで、設定項目を変更できる。タブでもなく、アイコンリストでもない、比較的シンプルなユーザーインタフェースだ。「警告音」は警告音が選択できるが、音の種類が増えているし、ChuToyのようにステレオのサウンドのものもある。
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左側で「入力」を選ぶと、文字通り入力源の選択だ。ここで、USBインタフェース登載機は、「内蔵」と「内蔵CD」の2つの選択肢が出てくる(B&W G3で確認)。従来は「内蔵」だけで、1系統の入力源だけがソフトウエア的には存在しており、1つの入力源からのサウンド入力を受け付けた。同じ形式の入力が「内蔵」で、「内蔵CD」は新しい機能である。「内蔵CD」は「CD」からの入力で固定されており、必ず「出力装置を通して音を出す」ようになっている。つまり、音楽CDをドライブに入れれば、設定に関係なく音がでるような仕組みになっている。CDを聞くために、入力源の設定をあれこれ変えたりということはしなくいい。自動再生に設定されていれば、ドライブに音楽CDさえ挿入したらとにかくプレイができということで、使い勝手は上がったと言えるだろう。
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「出力」については全体的な音量を設定するだけである。
「スピーカ設定」については、なかなかグラフィカルであるが、ここでスピーカーとヘッドフォンの端子がある場合には切り替えることができるようだ(筆者の機種では未確認、切り替えても同じくサウンド出力端子から出力された)。ここでテストをすることができるが、0.5秒間隔くらいで左と右のそれぞれにホワイトノイズを交互に出力する。ちょっと音が大きいので、注意してテストに取りかかろう。これにより、左右が別々になっているか、バランスはどうか、左右が入れ代わっていないかなどがチェックできる。鳴っている方のスピーカーがグリーンのボックスで囲まれるのが分かるはずだ。よりマニアックな線では、ホワイトノイズの音質を聞くことで、高音が落ちているとか、低音が出ていないなどのスピーカーの傾向まで分かるということにもつながる。
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コントロールバーの内容も確認しておこう。筆者の機種では、入力源が2系統になっているのが分かる表示になっている。サウンドのボリュームの設定や、音楽CDのコントロールなどはコントロールバーで行うのが早い。普段は閉じておくにしても、サウンド関係は即座に音を小さくしたい場合などがあり、急な対応に備えておきたい。そのためには、コントロールバーで設定できる項目をあらかじめ把握しておくのがまず第一歩だと言えるだろう。
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