タイトルMac OS XではAppleWorks 6がバンドルか? スクリプト環境は継続カテゴリーAppleScript, Mac OS X, イベント
作成日2000/2/23 8:39:11作成者新居雅行
AppleScriptに関するセミナーが2000年2月22日にアップルで開催された。講師はAppleのAppleScript Product ManagerであるSal Soghoian氏だ。デモではデベロッパー配付されたばかりのMac OS X Developer Preview 3が利用され、Mac OS Xのさまざまな特徴がかい間見られた。Mac OS Xには、テキストエディタ、スクリプト編集プログラムといったアプリケーションに加え、「スケッチ」と呼ばれるドロー形式のグラフィックスアプリケーションもバンドルされる計画であることが判明した。スケッチはAppleScriptに対応している。また、Carbon対応したAppleWorks 6も、システムにバンドルされる計画があることも話された。テキストエディタは、Mac OS X Serverに組み込まれているもののようになると思われるが、Cocoa対応のアプリケーションであり、Cocoaのフレームワークのさまざまな機能が利用できるという期待もある。スクリプト編集プログラムはすでにMac OS 9でCarbon対応しているが、それと同等なものがMac OS Xにも付属するようだ。実際にデモを見た限りでは、スクリプト編集プログラムはMac OS 9のものと同じで、Aquaベースであるためにタイトルバーやスクロールバーなどの形状が違っているというところだ。
AppleScriptに関しては、可能な限り以前のバージョンからの互換性を保つようにするという。ただし、ネットワークなど、現状とシステムのベースが異なるものもあるが、基本的な文法はまったく同じにするという。Mac OS Xでは真のマルチタスク機能が可能だが、現在のMac OS 9などのように、バックグランドでスクリプト処理が滞るようなことはなく、フォアグランドでもバックグランドでも同じように処理されるということが期待できるそうだ。
デモでは、Stone Software社のCreateというドローソフトをAppleScriptでコントロールするところも見せていた。このソフトはNeXTSTEP時代からあるドローアプリケーションだが、Cocoa対応のアプリケーションとして、Mac OS Xのリリースと同時に発売される見通しだという。CocoaのアプリケーションフレームワークがAppleScript対応であるために、こうしたAppleScriptに対応したアプリケーションがすぐにも登場するということにつながっている。
Classic、Carbon、Cocoaのそれぞれのアプリケーションが、異なるAPI環境にあるアプリケーションに対してスクリプト処理をさせることは可能だ。このとき、CarbonからClassicに対してのスクリプトプログラムは、Mac OS 9などの従来のOSで作られたスクリプトプログラムがそのまま利用できるようになっている。つまり、スクリプト編集プログラムなどで作ったプログラムは、1つの形態としては、Carbon環境で実行されるが、そこからClassic環境で動くアプリケーションのコントロールも従来とおりできるということである。
AppleScript環境は、Mac OS Xでも従来とは変わらず、重要なシステム機能であることも同様だと言えそうだ。Mac OS XでAppleScriptの応用範囲が広がり、さらに飛躍する可能性は十分に感じられる。
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