タイトルBrowsing Mac OS X》StickiesファイルのありかとGraphicConverter再考カテゴリーBrowsing Mac OS X
作成日2001/4/17 16:16:5作成者新居雅行
Mac OS XでのStickiesのデータを納めている場所が分からないと昨日配信した記事で書いたが、読者のlavandeさん、所河さん、masyさんよりメールをいただいた。ちゃんとファイルに保存されている。ホームディレクトリの下のLibraryフォルダに、.StickiesDatabaseという名前で保存されている。.ファイルの名の頭にあると、Finderでは表示されなくなってしまう。したがって、Sherlockでも検索されないというわけだ。不覚を取ってしまったが、実はいちおう、ホームディレクトリまではls -aで見た。Libraryには見えるファイルで、Stickiesでのファイルを開くダイアログボックスのパスがあったりして、そのあたりで見えないファイルであることが頭からすっかり抜け落ちてしまったという次第だ。お知らせいただいたみなさんにお礼を申し上げたい。

これだけだと記事としては寂しいので、もうちょっと書こう。以前、GraphicConverterがCarbon化したけど、動作不良が多く使いづらいと書いたことがある。もちろん、バグがない状態が望ましいのではあるが、GraphicConverterがダメだとは思っていない。やはり、いちはやくCarbon化している点は高く評価したい。一括変換などは使い物にならないが、いちおう他の機能も使ってみた。TIFFファイルを開いてトリミングするというあたりの作業は問題なく利用できるので、実際に使ってみた。Mac OS 9.1まででも同じように使っていたが、アプリケーションメモリを多大に取って作業するしかなかった。いくつかの画面ショットを見比べながら原稿を書くと言うのがルーチンワークとしてやならないといけないからだ。しかしながら、Carbon版をMac OS Xで使う限りは、そうしたメモリの上限はほとんど意識しなくてすむ。もっとも、今までならディスクの空き容量を気にしなければならなかったが、ディスクへの再インストールでその必要がなくなったのは昨日の記事の通りだ。そうした画像のトリミング作業は問題なくCarbon版でできるだけでもやはり大きくメリットはあると言える。だが、PICTデータの扱いに問題がある。PICTファイルを開くと白黒2値になるのだが、QuickDrawの扱いがやはりMac OS Xで微妙な違いがあることにひっかかっているのかもしれない。また、画像のコピー&ペーストもPICTベースで行っているためか白黒2値になる。そのあたりの機能は使えないが、いずれにしても一定の作業はできるようになった。もちろん、Classic版のGraphicConverterも併用して使うという具合ではある。
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