Mac OS X 10.1.3がリリースされた。ソフトウエアアップデートでのアップデートが可能となっている。CD-RW装置の対応が広がり、QPS、EZQuest、LaCie、Yamaha、MCE Technologies、Sonyのドライブの対応が追加された。また、デジカメでは、CANON、Kodak、Sony製品への対応が向上した。またPowerBook G4での外部ディスプレイでのDVD再生が可能になり、PowerBookでは外部ディスプレイを接続すると最初からミラーリングされるようになる。さらに、電子メールソフトのMailがSSLに対応した他、OpenSSH 3.0.2p1対応、WebDAVのダイジェスト認証、LDAPやActive Directoryを使ったログイン認証にも対応した。サイズは17.3MBあり、インストール後に最適化および再起動が必要になる。ビルド番号は5Q45である。近々アップデートがあると2002年1月に伝えれられたAppleScriptであるが、AppleScriptは1.8.1であるので、Mac OS X 10.1.2と変化はない。また、2001年11月のJavaOneでは、2001年1月にJava 1.3.1 Update 1のリリースが予定されることが公表されたが、Javaについても10.1.2までと同様の1.3.1が組み込まれている。
いずれにしても、周辺機器の対応が増えたので、一部のユーザにとってはぐっとMac OS Xの使い勝手が高くなると言えるだろう。また、ユーザ認証がLDAPなどでできるのは、Mac OS X Serverの必然性が薄れることになり、ネットワークでのシステム構築では柔軟性が高くなることは十分に考えられる。 |