タイトルMacworld Expoのカンファレンススケジュールが公開、開発関連のセッションも数多くカテゴリーイベント
作成日2002/2/23 16:0:48作成者新居雅行
2002年3月21日〜23日にかけて東京ビッグサイトで行われる「Macworld Conference & Expo/Tokyo 2002」の内容が開催間近となって明らかになった。展示会と有料カンファレンスがメインとなるが、例年に比べてカンファレンスのプログラムを大幅に増やしたことが特徴だろう。展示会は3日間共通の前売券が2,000円でチケットピアないしはローソンチケットで販売されている。当日1日券は2,500円となっている。有料のカンファレンスは、1日券が12,000円、3日間共通券が20,000円となっている。カンファレンスは、1つのテーマについては1日で連続して行われるのが基本となっている。カンファレンスチケットは、以下のサイトで近日発売となっている。なお、カンファレンスチケットは展示会に会期を通して入場することもできる。
基調講演や特別講演、ワークショップのプログラムも発表された。いずれも聴講は無料である。特別講演とワークショップは事前登録制となっている。基調講演については、21日の9:30〜11:00というスケジュールは示されているが、講演者については記載がない。特別講演とワークショップは22日に開催される。マクロメディアとアドビからの講演がいくつかあるが、デザイン系はもちろんであるが、両社ともアプリケーションサーバ開発環境にも製品系列を広げているだけに、Webデベロッパーにとっての有益な情報を得ることができるかもしれない。また、マイクロソフトは、Exchange Serverを使ってのWindowとのコラボレーションというテーマでの講演を行なう。時間などの詳細は、Webサイトを参照していただきたい。

◇Macworld Conference & Expo/Tokyo 2002
 http://www.idg.co.jp/expo/macworld2002/

有料カンファレンスで、開発関連のものをピックアップしてみよう。まず、21日にはデザインや音楽関連のセッションがある。その中の1つに「Max/MSPによる音楽プログラミング」が14:40から予定されている。講演者や内容については記載がない。
21日にはNetwork & Enterpriseのトラックがある。13:00からの「NetInfoを使った統合ネットワーク管理」はガラパゴスシステムの佐藤徹氏によるNetInfoを使ったネットワーク構築のセッションがある。14:40からはマイクロソフトからの「Macユーザーサバイバルガイド WindowsネットワークとMacの共存」というセッションがあり、Windows 2000 Serverを核にしたサイトでのMacintoshの利用方法についてのセッションがある。16:20からはNTTデータの宮本久仁男氏より「次世代プロトコルWebDAVの概要とMac OS Xでの実際」と題して、WebDAVに関する解説やMac OS Xでの実装などが解説される。

22日に行われるStreaming & Interactive Videoのトラックでは、11:00からアップルコンピュータによる「QuickTime アップデート〜QuickTime 6で実現するMPEG-4の世界」で、QuickTime 6の新機能やMPEG-4についての情報が解説される。13:00からの「Encoding TIPS〜Movie Trailerはこうして作られる」ではApple ComputerのDoug Werner氏によるムービー圧縮技術についての解説が行われる。14:40からの「Interactive Designing〜プラスαを演出するためのFlash、Sprite活用」では、エステックの楠山朗生氏、オルカプロダクションの吉岡 有紀氏、ノーザンライツの高木義人氏によって行われ、QuickTimeでのFlashフォーマット利用やワイアードスプライトなどのインタラクティブ機能の利用方法についての説明が行われる。16:20からの「Welcome to VR World〜静止画をインタラクティブに」ではノットの三代千晶氏と日本コロムビアの竹内清人氏によって、VRやキュービックVRについての解説が行われる。

22日に行われるWeb Applicationのトラックでは、まず、11:00から「WebObjects 5.1 アップデート -最先端の開発手法-」として、Apple ComputerのDr. Ernest Prabhakarおよびアップルコンピュータの鷲滝薫氏によるWebObjects 5.1の解説や開発手法の説明が行われる。13:00からは、テクニカルピットの倉橋浩一氏による「はじめてのWebアプリケーション,はじめてのWebObjects」として、WebObjectsの初心者向けにサーバ構築法とそのメリットを説明する。14:40からはWebObjects開発者などを集めて「WebObjects開発・運用ノウハウ完全公開 -パネル+Q&A-」としてパネルディスカッションを行うとともに、来場者からのQ&Aも受け付ける。16:20からはサイバー・ラボの加藤康之氏による「WebObjectsによる究極のシステム開発 -CyberFramework-」が開催され、強力なオブジェクト指向フレームワークであCyberFrameworkについての解説が行われる。

23日のDeveloper Toolsのトラックでは、11:00より快技庵の高橋政明氏による「進んだ開発環境を提供するMac OS X」として、Mac OS Xにおける開発ツールやあるいは開発の実際についての解説が行われる。13:00からはオブジェクトファクトリーの糸田雄一氏による「Cocoa によるプログラミング」が開催され、Cocoaフレームワークでのアプリケーション開発についてデモを行いながら開発手法などが説明される。14:40からの「Mac OS XのUNIXとJava」では、WAISH.JPの吉本伸一氏、MDOnlineの新居雅行、Apple ComputerのDr.Ernest Prabhakarにより、UNIXやJava関連の話題について解説される。

23日のScienceのトラックの中では、13:00からの熊本大学医学部の佐藤純三氏による「Mathematica でJavaを使いこなす」というセッションもある。また、14:40からはComputerのDr.Ernest Prabhakarによるクラスタリング関連のセッションも予定されている。
23日のSOHOのトラックでは、11:00からアイ・ツゥの籠谷正樹氏による「ブロードバンドネットワークによるMacOSX環境のサーバの導入と活用」としてネットワークサーバを小規模事業所で使いデータベース連係するといった話題が話される。13:00からは事例紹介として、「旅館業務におけるDBと連動したトータルサービス」および「商店街におけるAirMacを使用した地域活性化」といったテーマで紹介される。14:40からはSRAの石井達夫氏より「Mac OS X環境のデータベース 「PostgreSQLを中心に」」として、データベースエンジンのPostgreSQLなどMac OS X対応のデータベースについての解説が行われる。

なお、恒例のイベント「Mac Fan Night 2002」は今年もMac Fanの主催によって行われる。3月22日の18:30〜20:30に、東京ビッグサイトのレセプションホールで行われる。豪華プレゼント抽選会をはじめ、著名人のトークショー、「Mac Fan MVP 2001」の発表や「第3回Mac Fan ムービーコンテスト」上映会などのイベントが企画されている。前売りおよび当日券とも2,000円となっているが、当日券の販売は前売りの状況によって行われる。

◇Mac Fan Night 2002
 http://macfannet.mycom.co.jp/info/macfan_night2002.html
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