Javaアプレット
SoundButtonの使い方


制作者:新居雅行(Masayuki Nii)

概要

SoundButtonはJava 1.0の仕様に基づいたアプレットで、別に用意した.auファイルを再生する“Play”ボタンを表示します。ボタンをクリックしてサウンドを鳴らすだけでなく、ページを開いたときに自動的にサウンドを再生することもできます。

このアプレットは、基本的には、書籍『Windows98で作るわたしのホームページ』の読者向けのものですが、フリーウエアとしますので、自由に使っていただいてけっこうです。一般的なリンクはかまいませんが、CD-ROMなどのメディアへの利用の場合は、制作者への告知と掲載メディアの無償提供を必要とします。

このアプレットを使うことによる損害、被害等については、制作者は責任はないものとします。

入手方法

必要なファイルは、SoundButton.classの1つだけです。このファイルを圧縮したものを、ダウンロードできるようにしました。

→Lzhファイルのダウンロードはここをクリック
→Zipファイルのダウンロードはここをクリック

LHaで圧縮したファイルがダウンロードされます。小さなファイルなので、すぐにダウンロードできます。それを適当なユーティリティなどで解凍してください。圧縮ファイルの中は、SoundButton.classというファイルだけが入っています。

FrontPage Expressでの利用方法

→ここをクリック

使用方法

HTMLページでAPPLETタグを利用します。CODEオプションには、SoundButton.classを指定します。HEIGHTオプションは、通常は24を指定します。WIDTHオプションは、ボタンのみの表示では80、ボタンとテキストを表示するときには300までの数値を指定するとよいでしょう。

パラメータとして3つのものを指定できます。

名前 設定値
Sound_File 再生するサウンドファイルのURLを文字列で指定します。サウンドファイルは、.auファイルとして知られているμ-Lowフォーマット(8kHz、8bit、モノラル)のファイルです。
Display_File_Name ボタンの右側に表示する文字列です。任意の文字列を指定できますが、Java 1.0対応を考えると、英語だけにしておくのが無難だと思われます。ここで指定した文字列を有効にするには、APPLETタグのWIDTHオプションは、80以上300以下の数値にしてください。省略可能ですが、省略するとアプレットの横幅は80になり、ボタンだけしか表示されません。空文字列("")を指定すると、ファイル名が自動的にボタンの右側に表示されます。
Auto_Play 文字列の「Yes」を指定すると、アプレットをロードしたとき、つまりページを開いたときに自動的にサウンドを再生します。Yesは大文字小文字は関係ありません。省略すると、自動再生は行いません。

使用例

以下の使用例は、実際にアプレットをロードしています。Playボタンをクリックすれば、サウンドが鳴るはずです。このHTMLファイルと同じディレクトリに、アプレットの実行ファイルであるSoundButton.classと、サウンドファイルのriff.auを入れてあります。サブディレクトリにある場合には、適当にパスを指定したり、あるいはCODEBASEオプションを設定します。

  1. クリックしてサウンドを鳴らすボタンと文字列を表示する



    タグの記述
    <APPLET CODE="SoundButton.class" WIDTH=300 HEIGHT=24>
    <PARAM NAME="Sound_File" VALUE="riff.au">
    <PARAM NAME="Display_File_Name" VALUE="Guitar Riff!!">
    <PARAM NAME="Auto_Play" VALUE="No"> </APPLET>

  2. クリックしてサウンドを鳴らすボタンだけを表示する



    タグの記述
    <APPLET CODE="SoundButton.class" WIDTH=80 HEIGHT=24>
    <PARAM NAME="Sound_File" VALUE="riff.au">
    </APPLET>

  3. ページの表示と同時にサウンドを鳴らすが、オブジェクト自体は表示しない

    ただし、この使い方は、EMBEDタグでも一般にはできることなので、特にこのアプレットを使う意味はないかも知れません。なお、以下の部分に表示しないアプレットを埋め込んであり、ページを開いたときにサウンドが鳴り始めているはずです。



    タグの記述
    <APPLET CODE="SoundButton.class" WIDTH=0 HEIGHT=0>
    <PARAM NAME="Sound_File" VALUE="riff.au">
    <PARAM NAME="Auto_Play" VALUE="Yes"> </APPLET>

  4. クリックしてサウンドを鳴らすボタンとそのファイル名を表示する

    Display_File_Nameパラーメタに空文字列を指定することで、自動的にファイル名を表示している。



    タグの記述
    <APPLET CODE="SoundButton.class" WIDTH=150 HEIGHT=24>
    <PARAM NAME="Sound_File" VALUE="riff.au">
    <PARAM NAME="Display_File_Name" VALUE=""> </APPLET>