文学部 応用情報処理Ⅴ(2005)
担当:新居雅行(メール


このホームページは、「応用情報処理Ⅴ」の履修者向けに、授業で行ったことの記録やあるいは課題などの連絡確認のために設けたものです。必要に応じて、随時、内容のチェックを行ってください。


連絡事項

講師宛メールについて

教科書

2004年までは書籍として販売されいているテキストを必ず購入してもらうようにしましたが、発行時期が古く、現状との違いがあれこれ出てきているので、書籍の内容を講義向けにアレンジしたサイトを作っておきました。基本的にはこちらのサイトがテキストになりますので、上記テキストは購入する必要はありません。

教科書にするサイトは、便宜上「Javaで始めるプログラミング」という名前にしましたが、「JavaBook」と略称することにしましょう。JavaBookと言えば、このサイトと思ってください。

レポート課題

ファイルのやり取り

出席の取り方

氏名:
学籍番号:

講義内容

  講義日 講義テーマ 講義内容
1 2005/9/26 講義の準備とプログラミングとは何か JavaBook:プログラミングに必要な知識
2 2005/10/3 JBuilderの使い方 JavaBook:Chapter3初めて作るJavaアプリケーション
最初なので、みんなで一緒に作業をすることにします。
3 2005/10/17 Java文法の基本 JavaBook:文法の基礎〜変数と式
4 2005/10/24 Java文法の基本(文字列) JavaBook:文字列を扱う
5 2005/10/31 Java文法の基本(制御構造) JavaBook:条件判断と繰り返し
6 2005/11/7 Java文法の基本(変数と繰り返し) JavaBook:変数は知っている
7 2005/11/14 クラスとプログラム全体の構造 JavaBook:クラスとプログラム全体の構造
8 2005/11/28 ユーザインタフェースの作成 JavaBook:ソフトウエアの部品を使う
9 2005/12/5 レイアウト機能 JavaBook:コンポーネントの配置
10 2005/12/12 ボタンに反応させる1 JavaBook:ボタンをユーザーの動作に反応させる
-- 2005/12/19 (休講) 休講であることは確定です
11 2006/1/16 ボタンに反応させる2/質問を受け付けます JavaBook:ボタンをユーザーの動作に反応させる
12 2006/1/18
(代替月曜日)
予備日

講義の進め方についての注意点

参考文献

Javaの書籍はたくさん出版されているため、いろいろ迷ってしまうところでもあるだろうけども、とりあえず、そのなかから目についたものをピックアップしておく。もちろん、実際に書店で手にとってみて、よく検討してください。それから、JavaとJavaScriptはある意味でぜんぜん違うので、書籍を買うときには混同しないように。

2004年まで使っていたテキスト
  チャレンジ!Java JBuilder編

新居雅行著, ローカス発行・角川書店発売, ¥2,800 教科書の正誤表など。2005年度からはテキストは購入しなくてもけっこうです。紙でテキストがほしい人は、必要に応じてWebサイトを印刷してください。
プログラミングの原理を知りたい人向けの書籍
  プログラミングはなぜ動くのか 矢沢久雄著/日経ソフトウエア監修, 日経BP社, 2,400円 この種の本が最近流行っているのだが、その中では難しい部類の書籍である。というのは、この種の内容を簡単に理解させようとして表面的なことしか書いていない書籍が多いため、まともに勉強するならこれくらいの本を読んでほしいということもある。ただ、内容的にはプログラミングをそこそこ知っていないと理解はできないだけに、その意味では書籍名とちょっと矛盾がありかも。書籍中ではVisual Basicのプログラムが出てくるか、そのあたりはあまり気にしなくても、ポイントは押さえられている。
教科書に書いてあることがさっぱりわからない。もっと詳細に書かれた本が欲しい人向け
  日経ソフトウエア編 ゼロから学ぶJava 日経BP出版センター ¥1905 雑誌の連載からのものでもあるので、比較的短くまとまった記事が並んでいて読みやすい。内容についてもしっかり書かれてあり、参考書としては推薦できる。
  速習Windowsプログラミング Java超入門 ゼロからのプログラミング 佐々木整, 技術評論社, 1,980円 やっぱりこの手の本はたくさんあるが、その中でも丁寧そうなものを選んでみた。テキストより分厚いが、説明している範囲は半分以下。なお、本書と同じくらいの範囲で、副読本的に使うのなら、同じ筆者の「Java本格入門 基礎からオブジェクト指向まで」がお勧めであるが、これらの本は重複している部分もあるので、どちらか選んだ方が効果的だと思われる。
オブジェクト指向までをしっかり勉強したい人
  プログラミング学習シリーズJava2 Javaではじめるオブジェクト指向プログラミング 桑原信也, 翔泳社, 2,400円 丁寧に書き込まれておりサンプルも豊富なので学習書としてはわかりやすい。ただ、オブジェクト指向の世界の前半くらいまでの内容であり、Javaの諸機能を「使う」という観点の説明が中心である。自分でソフトウエアを設計するという意味でのオブジェクト指向についてはあまり細かくは記載されていない。というか、Javaの機能から学びなさいということだろうと思う。なお、同じ筆者で同社から出ている「Javaではじめるプログラミング」も比較的わかりやすい書籍だ。
  やさしいJava第2版 高橋麻奈, ソフトバンクパブリッシング, 2,600円 ちょっと分厚い感じがするが、初歩から比較的丁寧に書いてあるので、厚みほどの情報量はないと思ってもいいだろう。Java文法部分の基本をみっちり勉強した人向けである。オブジェクト指向にかかわることは書き込んである。一方、SwingなどのJavaのライブラリ機能は解説されていない。
本格的にJavaを勉強したい人向け
  Java In A Nutshell David Flanagan, O'Reilly, $29.95 Javaのライブラリ機能や言語についての非常にハンディにまとまったリファレンス。ある程度わかってしまえば、この1冊だけあれば、だいたいプログラミングはできるだろう。オライリージャパンから翻訳書「Javaクイックリファレンス第3版」として出版されている。
  独習Java ジョゼフ・オニール、翔泳社、¥3600 非常に売れた本らしく、サンプルも豊富。だけど、初心者向きではないので、ある程度のステップアップをしたい人向け。
  Javaプログラミングノート 日本語化と国際化 風間一洋, アスキー, ¥3,000 Javaで日本語を絡むプログラミングをしたい場合に有効な情報が掲載された書籍。こうした情報は、洋書ではあまり真剣に扱われていないのだが、サンプルやリファレンス的な内容も含めて非常に役に立つ。

以上は、主に、一般的なJavaのプログラミング関連の書籍ですが、たとえば特定の開発環境に対応したものや、サーバーサイドのプログラミング向けのもの、携帯電話向けのアプリケーション作成のもの、さらには特定の分野や機能に特化した書籍などさまざまなものがあります。

関連リンク