新居雅行(msyk@locus.co.jp)
Mac OS X Serverに組み込まれているQTSSは、プレビュー版だ。4月というとっくの昔にVer.1.0、つまり正式版が出てきている。これにあわせて、Mac OS X Server 1.0-1というアップデートと、サンプルムービーとあわせてダウンロードしてセットアップを行った。セットアップは、英語のテックノートに書かれたやり方を、日本語に置き換えての作業となった。
おお、tarファイルだ。sitじゃない! しかも、tarを解凍する機能は、Workspace Managerのネイティブな機能なことにけっこう感動した。そして、pkgというファイルが出てくるが、これをダブルクリックするとInstallerが自動的に立ち上がる。ソフトウエアの配布のベースはそこそこちゃんとしたものだ。QTSSはアシスタントが出てきて設定ができる。
そうこうしているうちに、大分とWorkspace Managerにもなれてきた。
見出しがひみつ日記風ですが、特に意味はありません…。さて、MacLifeの原稿を書かないといけない。今日が締切日だったりする。ともかく、書いた。画面ショットって、grabというユーティリティがあるのを編集部に教えてもらった。おー、撮影できているけど、ファイルに自動的に保存しないので、ちょっとわずらわしい。
手続きが違っていたのでもらえないのじゃないかと不安だったけど、64MBのメモリーはやってきた。ところで、Mac OS X Serverでメモリー搭載量はどうやって確認するのだろうか? Mac OSを起動すれば分かるみたいだけど、ネイティブな機能にはないの?? うーん、ともかく、Mac OSで256MBになったことは確認した。
おー、ステラクラフトさんも日本語版を扱うそうで、だったら、ここで買わせてもらうおうかなと。いや、単に、WWDC99のとき、昼飯をいっしょに食った仲なので(笑)。ホームページを見ると、ふむふむ、メールで注文すればいいのか。当然、アカデミック版なので、それもあわせて注文メールを送る。非常勤講師なので、身分証明書というのはもらえてなくって、大学からの正式な委任状しかないけど、それでアカデミック版はOKかを問い合わせる。すぐに返事が来た。すばらしい。だけど、「現在アップルに出荷時期を問い合わせ中」だとか。納期がわかった時点でまた、購入方法尾を知らせてくれるとか。
MacLifeから宅急便が来た。さっそくインストールにかかる。英語版の経験を生かして、6GBのうち、5G/1Gという2つのパーティション(どっちもHFS+)を作成した。1GBをAppleShareに使う予定。インストールはあいかわらずスムーズだ。しかも日本語なので緊張感はもっと少ない。ともかく動いた。この勢いでNetBootをインストール!と思ったら、HFS+のパーティションが1GBでは少ないそうで…。結果的に4G/2Gのパーティションに切りなおして、再度1からインストールをしなおした。
AppleShareをともかく使えるようにしたい。ともかくサーバーは動いているようだ。適当なフォルダを公開したいが、その設定は、Mac OS X Server側ではできない。Mac OSで動いているInternet Explorerで、リモートメンテナンスを行う。MRJ 2.1が必要だとか。私はかまわないのだが(笑)、Java必須というのはけっこう思い切った環境だと思う。しかも、Internet Explorerのみ。例によって、311番ポートにアクセスする。rootでないアカウントで管理できるかと試してみたけどだめだったので、rootでアクセスする。なるほど共有可能なHFSボリュームの中身は、ブラウザで参照できる。しかし、フォルダ公開の方法がよくわからない。結局、ヘルプをMac OSとMac OS X Serverの両方でいろいろ見て分かった。なるほど、「ファイル」→「ディスクと共有ポイント」と移動し、そして公開したいフォルダを表示する。「アクセス権の設定」というリンクがある。これをクリックして表示されるページで「ここを共有ポイントにしてアクセス権を設定する」というオプションがある。これを選んでアクセス権などを設定し「保存」ボタンを押せばいい…。Webでのこうした設定は慣れていないせいなのか、こなれていないのか分かりに「。まあ、Webページは必ずしも分かりやすいとはいえないから仕方ないか。
Mac Lifeから原稿の依頼が来た。まだ日本語版を入手できなかったので、これ幸いと飛びついた。速攻で送ってもらい、明日には到着とか。原稿は、1週間ほどで書かないといけない。ちょっと締め切りが厳しいか。
予定より遅れた日本語版がとうとう中旬に発売されるとか。マックメディアはこぞって報道しているが、要約するといったいどこで買えるのか。キャノン販売、大塚商会、ソフトウエアトゥーで買えることになっているが、どうも店頭にパッケージが並んでいるのはお目にかかれないかもしれないという雰囲気。どこで買うかを思案する。
ある仕事のからみで、認証つまりアカウントとパスワードを入力しないと参照できないWebページを作っている。そのシステム自体は別のところにあるFreeBSDなのだが、基本的な実験として認証がどんな具合なのかを体験しておきたかった。そこで、ちょうど手元にApacheマシンのG3/Mac OS X Serverがある。それで、オライリーから出版されている「Webセキュリティ&コマース」に書いてある説明を見ながら、認証が行えるようにしようとした。これはまったくうまくできたけど、UNIXの世界はこんなものなのかと一種の驚きも体験できた。
Mac OS X Serverは確かに管理機能はあるが、Apacheに対しては、使うかどうかとドキュメントのルートしか決めることができない。それ以外は、設定ファイルをエディタで修正して立ち上げなおして…ということをしないといけなくなる。
さて、認証を行うには、次のような方法で行える。これはもちろん、Apacheの1つの方法に過ぎないが、一般にはこの方法が良く使われているようだ。