オープンメール環境/OME
「オープンメール環境」(OME = Open Mail Environment)は、Mac OS Xで利用できる、 ちょっと変わったメールソフトです。 単一のアプリケーションではなく、 OSの機能を効果的に使ってメールをやりとりします。
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OMEの概要
受信メールはテキストファイル
- 1メール=1テキストファイルに保存します。
- ファイル名を見れば差出し人や件名が分かるので、 メールをFinderで管理できます。
- フォルダへの自動に分類、 手作業で分類することが可能です。
- 未読と既読、返信済みメールは アイコンで区別できます。
- 添付ファイルは展開してフォルダにまとめて管理します。
- バックグラウンドでメールの受信ができます。
- 複数のアカウントからまとめて ダウンロードできます。
- APOP、Digest-MD5にも対応しています。
- IMAPサーバからの ダウンロードにも対応しています。
メールの参照
- メールを保存したテキストファイルは、そのままテキストエディタで参照可能な形式です。
- emacs、Jedit 4/X、mi向けのマクロが用意されており、エディタでのメール読み書き機能をサポートします。
- メールを一覧で表示し、 キー操作で次々に読めるようなブラウザもあります。
- 送られてきたメールの言語に応じたエンコーディングでの保存が可能です。
- HTMLメールはブラウザで参照可能なファイルで保存します。ソースを見てから開くということもできます。
- メールの元データは自動的にバックアップします。
- テキストファイルでメールを管理しているので、Mac OS XのSpotlightの機能でメールの内容を検索できます。
- フォルダごとCD-Rに書き込むだけでメールをバックアップできます。バックアップした CD-R にあるファイルも直接ブラウズできます。
メールの送信
- Jedit、mi等 既存のエディタでメール作成できます。
- 元メールを引用した 送信メールを作成できますし、引用文に対するコメントをカスタマイズすることもできます。
- メール送信は認証SMTPにも対応します。
- 下書きの機能をサポートします。
- 署名やファイル添付が可能です。
- 差し込みメールの作成に対応しています。差し込んだデータをいったんテキストファイルに残すので、個別に編集も可能です。
開発
- OMEはオープンソースソフトウェアです。
- 1つのアプリケーションではなく、機能別に個別のアプリケーションを用意し、 メールのやりとりを実現しています。また、エディタの利用を中心に スクリプトやマクロも用意しています。
- メール送受信のコア部分では、fetchmailとJavaMailを利用しています。
- ブラウザや初期設定ユーティリティはCocoaを利用しています。
- エディタ向けマクロなどは AppleScript を用いるなど、 Mac OS Xで利用できる各種技術を組み合わせて開発しています。
OMEの特徴
以下の画像はクリックすると、別のウインドウを開き、原寸で表示されます
1通のメールは1つのテキストファイルに保存
- メールとしておくられてきたメッセージは、1つ1つがテキストファイルとして保存されます。
- Finderのウインドウでメールを一覧することができます。
- メールの内容は、テキストエディタを使えば1つ1つ見ることができます。
- 未読、既読、返信済みは、アイコンで判別できます。
- 自動的にフォルダに分類されます。
必要な機能は個別のアプリケーションで用意
- メール送信、新規メール作成など、用途ごとに別々のアプリケーションを利用します。
- アプリケーションはDockから呼び出せますが、OME専用のローンチャなどもあります。
- 送信や受信をバックグランドで実行させることもできます。
メール参照用ブラウザもあります
- OME専用のブラウザを利用すると、メールを手早く見ることができます。
- 一般的なメールソフトと同じような使い勝手でメール参照が行えます。
テキストエディタで送信メールを書けます
- 送信メールの作成は使い慣れたエディタを使うことができます。
- 署名の機能や、自動的に自分にCcあるいはBccすることもできます。
- ScriptMenuやエディタで使えるマクロを用意しています。(図はJedit4用)
Mac OS Xのテクノロジーに対応しています
- OMEはLeopardに対応し、Quick Lookのプラグインを含めました。サムネール表示では、差出人と件名を表示できる限り表示します。
- プレビュー表示ではメールの中身を参照できます。1つのメールを1つのファイルで管理することと、OMEの機能の進歩に乗っかることができました。
- Spotlightのインポータも開発されており、メールの内容からの検索も、メニューバーの右上から即座にできます。
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