メール設定を切り替えて使う
2002.4.10 高階 知巳
t.takashina@computer.org
1. OME_Select_PrefSet とは?
OME_Select_PrefSet は OME の環境切り替えを行う AppleScript スクリプトです。署名 (Siganture.txt)、送信設定 (Sender_Info.txt)、受信設定(Receive_Info.txt) を同時に切り替えることが可能です。
PowerBook や iBook を使っていて、作業場所毎にメール環境を変えたい場合に有効です。例えば、会社では、会社のメールサーバに合わせた設定を使い署名にも会社名を入れるでしょうし、自宅では、ISP のメールサーバに合わせた設定を使い署名はプライベート用になるでしょう。
2. OME_Select_PrefSet のインストール
ダブルクリックで起動するアプリケーションとして使う場合には、適当なフォルダに OME_Select_PrefSet.applet を置き、また、ScriptMenu や ScriptRunnerから実行する場合であれば、ホームディレクトリの下の Library:Scripts フォルダに OME_Select_PrefSet.scpt を置いておきます。
OME_Select_PrefSet.applet と OME_Select_PrefSet.scpt の処理内容は全く同じで、保存の形式が、アプリケーションかコンパイル済みスクリプトかの違いです。
3. OME_Select_PrefSet の使い方
3.1 PrefSet フォルダの作成
OME の環境設定ファイルは Preferences:OME_Preferences の下にあります。この中に、切り替えたい環境の数だけ、環境名 + ".PrefSet" というフォルダ(例: 仕事用であれば Business.PrefSet) を作成し、そこにその環境で使いたいSignature.txt、Sender_Info.txt、Receive_Info.txt を置いておきます。
なお、PrefSet フォルダの名前には英語以外の文字は使えません。
3.2 OME_Select_PrefSet の実行
環境名を選択するダイアログが表示されますので、設定したい環境を選びます。選択した環境のフォルダから Signature.txt、Sender_Info.txt、Receive_Info.txtが OME_Preferences の下にコピーされ、それまで用いていた Signature.txt、Sender_Info.txt、Receive_Info.txt は PrefSet.Save にコピーされます。
注意: OME_Preferences の各設定ファイルを変更しても、自動的には *.PrefSetフォルダに反映されません。
4. その他
Signature.txt、Sender_Info.txt、Receive_Info.txt 以外のファイルも切り替えたい場合には、適宜、スクリプトを書き換えて下さい。簡単にできるはずです。
以上