Sender_Info.txtでの設定
新居雅行(msyk@mac.com)
OME設定フォルダにあるSender_Info.txtファイルにメール送信のための設定を記述します。ここに、
- 1行目:送信者名
- 2行目:送信者のメールアドレス [:ポート番号]
- 3行目:smtpサーバ名
- 4行目:SMTP AUTHの設定/SSLの設定/SSHの設定
というふうに指定をします。1~4行目は必要な情報を1行ごとに記載します。4行目は省略可能です。単にSMTPで認証をしないのであれば、4行目は何も書きません。5行目以降は基本的には無視するので、好きにかいていただいてOKです。ポート番号を省略すると25番ポートを使います。
SMTP AUTHを利用するには、4行目に、「AUTH,アカウント,パスワード」の書式で、認証情報を記載します。最初の単語は大文字で、AUTHと記載します。以下は例です。ユーザ名は「msyk」、パスワードは「password」です。
新居雅行
msyk@locus.co.jp
mail.dion.ne.jp
AUTH,msyk,password
SSLを使っての接続には、4行目の最初に「SSL」と記述します。SSLを使ってSMTP認証をしないのであれば、4行目は単に「SSL」とだけ記述します。SSLを使用しつつSMTP認証も利用するのなら、たとえば次のように記述します。4行目の冒頭は、カンマで区切らないで「SSLAUTH」と連続して記述します。
新居雅行
msyk@locus.co.jp
mail.dion.ne.jp
SSLAUTH,msyk,password
SSHでトンネリングを行ってSMTPサーバに接続することもできます。その前に、鍵ペアをssh-keygenコマンドを使って作るなどして用意しておき、sshコマンドでのホスト接続でパスワード入力が不要なようにしておきます。そして、4行目の4項目目に、トンネルを掘るコマンドを記述します。SSHのみを使用する場合は、4行目の1項目目は「SSH」と記載します。加えてSMTP認証を行う場合は、4行目の1項目目に「SSHAUTH」と記述します。ここで、トンネルを掘るコマンド「ssh -L 20025:msyk.net:25 -f msyk@msyk.net sleep 30」によって、クライアントとサーバ(ここではmsyk.net)間でSSHのコネクションが張られて、クライアントの20025番ポートが、サーバ側の25番ポートとして利用できるようになります。ユーザはこの場合は「msyk」で接続を行います。従って、3行目のSMTPサーバのポート設定においても、通常は25番ではなく、sshコマンドの-Lパラメータで指定したポート番号と同じものを指定することになります。この例ではsshのコネクションは30秒間トラフィックがないと自動的に閉じられます。
新居雅行
msyk@msyk.net
msyknet:20025
SSH,,,ssh -L 20025:msyk.net:25 -f msyk@msyk.net sleep 30
新居雅行
msyk@msyk.net
msyk.net:20025
SSHAUTH,msyk,password,ssh -L 20025:msyk.net:25 -f msyk@msyk.net sleep 30
更新日:2006年 7月 16日 日曜日