差し込みメール作成
新居雅行(msyk@mac.com)
メールのテンプレートファイルの内容の一部分を、別のファイルで供給した内容に置き換えたメールを作成し、OutBoxフォルダに送信メールファイルを作成します。
OME_Bundlingにある、OME_MailMergerを利用して下さい。
基本的な使い方
- メールのもととなるテンプレートファイルをテキストファイルで用意します。通常は、シフトJISコードで記述されたファイルを作成します。
- テンプレートファイルに差し込む差し込みファイルををテキストファイルで用意します。通常は、シフトJISコードで記述されたファイルを作成します。
- テンプレートファイルや差し込みファイルの形式を、フォーマット1、ないしはフォーマット2から選択します。
- OME_MailMergerでそれぞれのファイルを指定して、メールファイル作成ボタンをクリックします。すると、OutBoxフォルダに、メールファイルが作成されるので、後はOME_SendMailを使ってメールを送信します。
- Mac OS XのSwingのバグにより、ファイル名には濁点や半濁点のある文字列だとエラーとなります。とりあえずは、ASCII文字だけのファイル名で運用してください。
フォーマット1 の処理内容について
基本的には、1つのテンプレートと1つの差し込みファイルから、1つの送信メールを作成します。たとえば、メールの返事を自動作成するなどの用途を想定しています。
テンプレートファイル:
- テンプレートファイルに含まれている「@@n@@」が、差し込みデータと置き換わります。nは差し込みデータのいくつ目かを示す整数値です。
- 「@@n@@」は1行内に含まれていないといけません。
- 差し込み処理をした日付や時刻については、nが9001~9006の置き換え文字列を利用することで記述できます。以下は変換例。
- @@9001@@ → 2002年1月29日
- @@9002@@ → 2002/1/29
- @@9003@@ → 14時28分30秒
- @@9004@@ → 14:28:30
- @@9005@@ → 14時28分
- @@9006@@ → 14:28
差し込みファイル
- 漢字コードは、Shift-JISでエンコード
- <!--OME_MailWriter:ITEMDELIMITER--> という文字列が切れ目となります。
- サイズは128KBが上限となります。空のアイテムは利用できません。
フォーマット2 の処理内容について
1つのテンプレートに対して、差し込みファイルの1行1行を適用して、それぞれ送信メールファイルを作成します。従って、差し込みファイルの行数ないしは行数-1の数のメールファイルが作成されます。名簿をもとに差し込みメール作成をするといった用途を想定しています。
テンプレートファイル
- テンプレートファイルに含まれている「@@n@@」が、差し込みデータと置き換わります。nは差し込みデータのいくつ目かを示す整数値です。
- 「@@n@@」は1行内に含まれていないといけません。
差し込みファイル
- 改行コードで区切られる1行ごとに、ファイルが作成されます。
- 1行はタブで区切られ、テンプレートファイルの@@1@@が最初の項目、@@2@@が次の項目に置き換わります。
更新日: