送信しないで下書きとしてとっておく
作成:かねうちてつや
編集:新居雅行(msyk@mac.com)
OME_MailWriterでメールを作成するとき、いったんDraftフォルダ(OMEルートに自動的に作成)にファイルを保存し、必要に応じてOutBoxフォルダに移動するなどして、メールの送信を行うといった手順で利用することができます。いったん作成しかけたメールを送信しないでおいておくといった使い方をしたい場合には、この方法を使うと良いでしょう。
通常、OMEでメールを作成するとその時点でOutBoxフォルダに保存され、送信待ち扱いとなりますが、ドラフトモードで使うことで、とりあえず「Draft」フォルダ内でメールを作成して、「完成した!!」と思ったものだけをOutBox内に移動することができます。
なんでこういうものを作ったかというと、「ユーザーが送信の意思を示したものだけを送信した方がいいんではないかなぁ」という思いがつのったからです。OMEに不慣れだった僕(かねうちてつや)が、テスト用に作成したりしたものや書きかけのメールを間違えて送信してしまったから、そんな風に思ったんですけどね。
利用するための準備
- OME設定フォルダのBehavior_Info.txtファイルにどこでもいいので「UseDraft」という行を記載してください。
- OMEは通常とおりインストールしますが、OME_BundlingフォルダにあるJedit用のマクロおよびmi用のマクロを、すべてJeditで使えるようにしておいてください
- /Applications/OME_Applications/tools/Jedit4Libというファイルが必要ですが、これは基本的には自動的に組み込まれるはずです。
使用方法
- メールを作成する時、OME_MailWriterを利用します。このとき、送信メールを保存するテキストファイルは、Draftフォルダに作成されます。この状態では、OME_SendMailを起動しても、Draftフォルダのメールは送信されません。
- Jedit4のマクロの「<OME>SpoolAndSendMail」を実行すれば、編集中のファイルを保存した上でOutBoxフォルダに移動し、OME_SendMailを起動します。したがって、編集中のファイルを即座に送信することができます。
- Jedit4のマクロの「<OME>SpoolMail」を実行すれば、編集中のファイルを保存した後OutBoxフォルダに移動して、そのままとなります。
以上が基本的な利用方法ですが、以下のような使い方もできます。
- Jedit4以外のエディタを使っている場合には、Finder上でDraftフォルダ内のファイルをOutBoxフォルダに移動してOME_SendMailを起動してもOKです。そのときは、エディタでファイルを保存し、できればウインドウを閉じてからファイルの移動をした方がいいでしょう。
- 「<OME>SendSpooledMail」というJeditのマクロは、OMEでの「送信」に相当するものです。OME_SendMailを起動してOutBoxフォルダ内の送信待ちメールを送信します。